ロシアは、NATOからの脅威の高まりに直面するため、西部に12の新しい軍事部隊を編成する
https://www.rt.com/russia/555817-us-nato-military-buildup/
2022年5月20日 15:23
ロシアは、NATOからの脅威の高まりに直面するため、西部に12の新しい軍事部隊を編成すると、セルゲイ・ショイグ氏が述べた。
ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、アメリカとNATOがここ数年、ロシアの西部国境沿いで徐々に活動を活発化させ、緊張が高まり続けていると述べた。同大臣は、金曜日にモスクワで開催された国防管理センターの会議で発言した。
戦略的活動の強化とは別に、米国主導のNATO諸国はロシア国境付近での訓練も徐々に増やしている、とショイグ氏は指摘した。現在、「ヨーロッパの防衛者」と呼ばれる一連の演習が行われており、30カ国から最大で4万人の軍人が参加していると指摘した。また、アメリカからヨーロッパへの本格的な師団部隊の再配置が、この演習の主な特徴になっていると付け加えた。
したがって、西部軍管区の責任範囲では、緊張が高まり続けている。我々は適切な対応策を講じている。
「過去8年間で、ヨーロッパにおけるアメリカの戦略爆撃機の飛行強度は約15倍になった」とショイグ氏は述べた。「誘導ミサイルを搭載した米艦船のバルト海への寄港は、組織的に行われるようになった。今年だけでも、カリーニングラード地方沖の巡航ミサイル発射疑惑地帯をすでに6回訪れている。2016年以降、このような事象は24回検出されている。"
今年末までに、ロシアはアメリカ主導のブロックからの増大する脅威に直面するため、西部軍管区に12の新しい軍事部隊を編成すると、ショイグ氏は述べた。同大臣は、新部隊の規模や正確な性質についての詳細は明らかにしなかった。
また、ロシアの「すぐ隣の国」であるフィンランドとスウェーデンが正式にNATO加盟を申請し、緊張の高まりをさらに助長していると指摘した。北欧の2カ国は今週加盟を申請したが、NATOの主要国であるトルコは、スウェーデンとフィンランドがテロリスト、すなわち非合法のクルド労働者党(PKK)のメンバーをかくまっていると主張し、反対しているのである。
2月下旬にロシアがウクライナに攻め込んだことで、NATOの拡大や東欧での軍備増強が活発化した。スウェーデンやフィンランドが加盟を目指すほか、ポーランドは同盟の「軽歩兵部隊」を収容する「常設」軍事施設建設の用意があると表明している。さらに、ラトビア、リトアニア、エストニアのバルト3国は、約2万人の部隊からなる師団規模の即応部隊の創設を推進中とされる。この部隊は待機状態にあり、何らかの脅威に直面した場合、どの国にも展開できるようになっている。
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