EU加盟国ハンガリーはロシアとの原子力協力関係を守る
https://www.rt.com/news/566932-hungary-russia-nuclear-cooperation/
2022年11月21日 15:39
ハンガリーはロシアとの原子力協力を継続する方針であり、この分野でのいかなる制裁にも反対であると、ピーター・シージャルト外務大臣が月曜日にRTに語った。この発言は、ロシア南部のリゾート地ソチで開催中のAtomexpo-2022フォーラムの傍らで、同国のトップ外交官が行ったものである。
「原子力発電が最も安く、最も安全で、最も環境に優しいエネルギー源であることは明らかだ。だからこそ、ロスアトムとの原子力協力を継続し、2030年時点で2つの新しい原子炉ブロックを稼働させることが国益にかなうのです」とシジャールトは述べた。
彼は、ロシアの国営原子力大手ロスアトムとの協力によるハンガリーのパクス原子力発電所の拡張計画について言及した。ブダペストは8月、同発電所に新たに2基の原子炉を建設する許可を同社に与え、工事は2023年に開始される予定。
このプロジェクトは、いくつかのEU諸国から反対を受けている。しかし、ハンガリーはこれまで、ウクライナ紛争をめぐる反ロシア制裁を原子力分野にも拡大しようとする動きに抵抗している。
「私たちは常に、制裁体制に関して、原子力(エネルギー)を免除するために戦ってきた。これまで成功したのだから、この点でも将来的に成功することを期待している」とシジャールトは語った。
ハンガリーの経済は、ロシアのエネルギーに大きく依存している。原子力分野での協力のほか、石油やガスなどの化石燃料もロシアから輸入している。ブダペストは、ウクライナ紛争に対するEUのアプローチを声高に批判しており、EUの制裁はモスクワよりもEUそのものを傷つけていると主張している。
これまでハンガリーは、EUによる石油やガスの輸入を全面的に禁止する計画に対し、緊迫した交渉の末、ロシア産化石燃料の購入制限から何度か免除を受け、抵抗している。
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