2023年7月1日土曜日

フロリダの蚊からマラリア検出

https://www.rt.com/news/578996-malaria-found-mosquitoes-florida/

2023/06/30 15:08

フロリダ州サラソタ郡で捕獲された蚊からマラリアが検出された。

フロリダ州サラソタ郡の科学者が捕獲した蚊からマラリアの陽性反応が出たと、CBSニュースが木曜日に報じた。この病気は最近フロリダとテキサスで発見されたもので、アメリカ当局が遺伝子組み換え蚊の放流を許可した2つの州である。

フロリダ州ではこの2ヶ月で4例、テキサス州では1例が報告された。2003年以来、米国内で蚊が媒介する病気が感染したのはこの5件が初めてである。

サラソタ郡モスキート・マネジメント・サービスはCBSニュースへの声明の中で、同じ森林地帯で採集された3匹の蚊からマラリアを発見したと述べた。これらの蚊と、マラリアの原因となる寄生虫を持っている疑いのある数百匹の蚊は、検査のため米国疾病予防管理センター(CDC)に送られた。

テキサス州保健局のスポークスマンはCBSニュースに語った。

世界保健機関(WHO)の統計によれば、2021年には世界で約61万9000人がマラリアで死亡した。この病気は、感染したメスのアノフェレス蚊が、感染した人間の血液を感染者に移すことで感染する。マラリアは症状が出るまでに数週間かかることがあり、発熱、嘔吐、悪寒、その他インフルエンザのような症状を引き起こす。マラリアは治療可能であり、先進国では死に至ることはほとんどない。

フロリダとテキサスでマラリアが発生する3年前、米国環境保護庁は両州での遺伝子組み換え蚊の放流を許可し、昨年カリフォルニアにもこのプロジェクトを拡大した。ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から資金援助を受けているイギリスのバイオテクノロジー企業オキシテック社が開発したこの蚊は、メスの子供を死に至らしめるタンパク質を持ち、時間の経過とともに昆虫の集団における刺さないオスの割合を増加させる。

オキシテックはアノフェレス蚊と、ジカ熱、デング熱、黄熱病を媒介するイエネコという珍しい種類の蚊で実験を行っている。このプロジェクトはフロリダの地元住民から激しい批判を浴び、現在のところ同社と今回の大流行を結びつける証拠はないが、2019年の研究では、オキシテック社の改良により、より強く回復力のある蚊が実際に繁殖していることが判明した。同社はこれに反論している。

フロリダ州当局は、人体に害を及ぼし、蚊が抵抗力をつけるにつれて効かなくなる可能性のある化学殺虫剤に代わる可能性のあるものとして、遺伝子組み換え虫を捉えていた。

サラソタ郡では現在、マラリアの発生を食い止めるため、当局がトラックやヘリコプターを使って殺虫剤を散布している、と地元メディアは報じている。

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