ウラン価格が過去15年間で最高値を更新
https://www.rt.com/business/586198-uranium-prices-rally-geopolitics/
2023年 11月 1日 05:13
世界的な地政学的不確実性がウラン価格を押し上げる。
COMEXのデータによると、世界のウラン価格は10月下旬に15年以上ぶりの高値に達し、アナリストはこの急騰を地政学的緊張を含む様々な要因によるものだとしている。
月曜日に11月物のウラン先物はポンドあたり74.5ドルまで跳ね上がった。放射性金属であるウランの価格は年初から55%上昇している。
原子力エネルギーに広く使用されるウランへの需要が復活し、世界的な埋蔵量に限りがあることから、価格への圧力となっている。アナリストたちは、ロシアからのエネルギー供給が減少する中、原子力発電に対する世界的な関心が再び高まっていると報告している。
こうした懸念に加え、世界第2位のウラン生産者であるカナダの鉱山会社カメコは、2023年の生産量見通しを引き下げた。もうひとつの主要生産者であるフランスのオラノ社も、世界のウラン生産量の4%を占めるニジェールでの最近のクーデターにより困難に直面している。このアフリカの国は、ロシアのエネルギー供給が減少する中、昨年はEUへの第2位のウラン供給国であった。
国際エネルギー機関(IEA)は以前、原子力発電への関心の再燃により、ウランを含む重要鉱物の世界的な需要が急増すると予測していた。
世界原子力協会の最近の報告書では、2040年までに原子力発電容量が80%近く増加し、ウラン需要が約2倍になると予測されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム