フィンエアーはロシアの空から追放され、ほぼ破産
https://www.rt.com/business/557733-finnair-bankruptcy-sanctions-russia/
2022年6月26日 06:05
世界最大の国を迂回するため、航空会社は経済的な損失を被っている
フィンランドのフラッグキャリアであるフィンエアーが、ロシアと西側諸国の制裁戦争の最新の犠牲者になったと報じられている。欧米の制裁に対する報復としてロシアが領空を閉鎖したため、ロシア周辺を飛行しなければならなくなり、同航空会社は大きな財務的損失を被った。
2022年に入ってから、世界最古の航空会社の1つの営業損失は1億3300万ユーロに達し、そのうち5100万ユーロの経費が燃料費に落ち込んだと、フィンランドの新聞「Helsingin Sanomat」は報じている。
2月下旬にモスクワがウクライナで軍事作戦を開始した後、EU諸国とその他多くの西側諸国はロシア便の飛行を禁止するために領空を閉鎖した。ロシアはこれに対し、36の国と地域の航空会社を空から追放し、ヨーロッパからアジアへの伝統的なルートを欧米の航空会社に閉鎖してしまった。
この一触即発の事態により、ヨーロッパの航空会社は航路変更を余儀なくされ、一部の国では、これまで近隣諸国からのフライトが自国の領空を通過する際に受け取っていた月々の航空保安料金が奪われてしまった。
2021年12月以降、フィンエアーの燃料費は総経費の30%から55%に急増したと言われている。約2倍の価格上昇とは別に、フィンランドの航空会社は航空路の変更の必要性に直面している。
空路が閉鎖された結果、ヘルシンキは他のスカンジナビア諸国と比較して、中国、日本、韓国への最短距離という重要な優位性を失った。フィンエアーにとって利益の最大50%を生み出していたアジア太平洋地域へのフライトの一部はキャンセルされた。以前は約9時間で到着していた日本へのフライトは、現在では13時間かかる。
さらに、乗客の約20%を占めていたロシア人観光客がいなくなったことで、フィンエアーの飛行機の積載量も大幅に減少した。一方、EUの人々は、経済的な不安定さが増す中、旅行支出を切り詰めており、絶えず上昇する生活費によって、飛行機への乗り控えはさらに深刻になっている。
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