2022年7月11日月曜日

ウクライナ、ガスタービンのロシアへの返還阻止を目指す

https://www.rt.com/russia/558618-urkaine-pressures-canada-turbine/

2022年7月8日 07:37

ロイターとウクライナのニュースサイトが報じたところによると、ウクライナ政府は、ドイツへのロシア製燃料の供給を後押しする可能性のあるガスタービンをロシアに返還しないようカナダに圧力をかけているという。キエフは、前例があると反ロシア制裁を侵すことになると主張している。

以前、ロシアのガス独占企業ガスプロムは、ドイツがカナダでのメンテナンスからシーメンスのガスタービンを返却しなかったとして、ノルドストリームパイプラインの流量を容量の40%に減らしたことがあった。この重要な設備は、オタワの対ロシア制裁により動かなくなっていた。

ロイターとウクライナのニュースサイトEvropeyskaya Pravdaが木曜日と金曜日に引用したウクライナ政府筋によると、キエフはカナダがタービンを返却することに決めたと知らされたという。ウクライナの政府関係者は、これは悪い動きだと主張した。

ウクライナのエネルギー省の関係者がロイター通信に語ったところによると、「このくそったれの決定が承認されれば、ヨーロッパはアプローチを見直さなければならない。各国が合意した制裁に従わないのであれば、どうやって連帯について話すことができるだろうか?」両紙とも、ウクライナのガルシュチェンコ・エネルギー相がカナダにタービンを返還しないよう働きかけ、ロシアがドイツへのガス供給を強化する可能性があると主張したと伝えている。ウクライナ紙によると、同大臣は6月22日にカナダのジョナサン・ウィルキンソン大臣に2ページの書簡を送り、ウクライナ経由でロシアのガスがさらに供給される可能性があると説明したという。

キエフは、ロシアが考えるエネルギーの恐喝に屈することで、カナダが西側の制裁体制に悪い先例を作ってしまうことを懸念している。

ドイツは、ロシアがNord Stream経由の供給を減らした後、ガス緊急事態計画の第2段階を発動した。ベルリンはオタワに対し、来週から始まる10日間のパイプラインの定期メンテナンスの前にタービンを返却するよう求めたと報じられている。 

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