モスクワ、バチカンに苦言を呈す
https://www.rt.com/news/567377-pope-francis-ukraine-chechnya/
2022年11月29日 15:40
バチカンに駐在するロシア大使は、ローマ法王フランシスコが行ったインタビューにおいて、モスクワのウクライナでの軍事攻勢において、チェチェンとブリヤート出身の部隊が特に「残酷」であると非難したことについて、苦情を申し立てた。
アレクサンドル・アヴデーエフ大使は、月曜日遅くにバチカンの外交部を訪れ、メモを届けたという。
「私はそのような侮辱に憤りを表明した。多国籍のロシア国民の連帯と団結を揺るがすものは何もない」と大使はローマ法王の発言に言及した。
イエズス会の雑誌『アメリカ』との月曜日のインタビューで、フランシスコ法王は、「(ウクライナで戦っている人々の中で)最も残酷なのは、おそらくロシア人だがロシアの伝統に属さない人々、例えばチェチェン人、ブリヤート人(中略)だ」と主張した。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、教皇の言葉は「もはやロシア恐怖症どころではない。名指しできないレベルの倒錯だ」と批判した。
シベリア南東部にあるロシア仏教共和国ブリヤーチアの指導者アレクセイ・ツィデノフ氏は、教皇フランシスコのコメントは「控えめに言っても奇妙だ」と述べた。チェチェン議会のマゴメド・ダウドフ議長は、チェチェン人、ブリヤート人、ロシアの他の国々の代表が「救世主」となったドンバスの人々に耳を傾けるよう法王に忠告した。
バチカンのある情報筋は2日、ロシアのタス通信に、法王は「ロシアの国々をいかなる形でも怒らせたくなかった。ロシアとの良好な関係を大いに評価し、その発展に向けた軌道を継続することを望んでいる。」と語った。
関係者によると、バチカンは今後、教皇の言葉の翻訳がどれほど正確だったかを確認するという。アルゼンチン出身のフランシスコ法王はスペイン語でインタビューに応じ、その後、英語に翻訳された。
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