2023年4月25日火曜日

ロシアの浮体原子力発電所への関心が世界中で高まった=ロスアトムCEO

https://sputniknews.jp/20230424/ceo--15779664.html

2023年4月24日, 21:46

ロシアの国営原子力企業ロスアトムのアレクセイ・リハチョフCEOは、同社が取り組む浮体原子力発電所プロジェクトに数十カ国が関心を寄せたと明らかにした。

「ブラジルやアルゼンチンなど、長い海岸線を持つ国は多い。インドネシアやマレーシアなど、島のインフラを持つ国も多い。そして、こういった国々はいずれも南か、寒冷な緯度に位置する。」

ロスアトムは北方型と南方型の2種類の浮体式原子力発電所を開発している。ある技術面の解決策が、この2種類の核発電所の開発に役立つ。という。

世界で唯一無二の核発電所

ロシア国外における浮体原子力発電所プロジェクトに関する話は、発電能力が70メガワットの浮体原子力発電所アカデミック・ロモノソフの文脈で出てきた。このプロジェクトは、北極圏や極東の僻地に、年間を通じて熱と電気を供給する。2020年、世界初の浮体式原子力発電所がロシア極東チュクチ自治管区で商業運転を開始した。この発電所は、ロシアで11番目の核発電所、そして世界最北端の核発電所となった。

同社の声明によると、このプロジェクトは、大規模な産業企業、港湾都市、海上での石油・天然ガス生産・処理複合施設への電力供給を行う。このタイプの発電所は絶対的に安全であり、外部の脅威に耐える大規模な安全装置が備わっている。

浮体原子力発電所は、核発電所を陸上に建設する上でその場所探しに問題がある国(特に島国)にとって、建設の可能性がある。浮体式プラントのような小型の原子炉は建設期間が短く、コストが安い。このタイプの発電所は、発電や熱源として利用できるだけでなく、海水の淡水化にも利用できる。 

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム