プーチン大統領がウクライナ紛争におけるロシアの目標について記者団に語った内容
https://www.rt.com/russia/577974-putin-ukraine-operation-recap/
2023年06月13日 20:44
プーチン大統領がウクライナ紛争におけるロシアの目標について記者団に語った内容は以下の通り。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、火曜日、クレムリンで開かれた戦場特派員の集まりで、ウクライナにおけるモスクワの軍事作戦の目標は変わっておらず、実際、キエフの最新の攻撃によって役立っている、と語った。
プーチン大統領はまた、ウクライナがナチスの協力者ステパン・バンデラを賛美していること、南方戦線での戦闘が続いていること、カホフカ・ダムの事故からの影響などについても言及した。
モスクワの目標に変わりはない
2022年2月に打ち出された目標は「本質的なもの」であり、進展する状況に応じていくつかの細部が変更される可能性はあるものの、基本的には変わらない、とプーチンは述べた。ウクライナの非武装化は「徐々に、計画的に」進んでおり、キエフの軍隊は現在、西側の武器、装備、弾薬に完全に依存しており、現地で何も生産することができない。ドンバスの人々の保護については進展が見られるが、ウクライナは爆撃を続けている。キエフの無人機による攻撃や侵攻が続けば、モスクワはウクライナ領内に「緩衝地帯」を設定し、射程圏外に置くことを検討するかもしれない。プーチンは「作戦開始時に設定した目標に関して、今日も根本的な変化は起きていない」と述べた。
ウクライナの攻勢の進捗状況
キエフは6月4日、西側諸国から提供された兵力と装備を使って大規模な攻勢を開始したが、どの分野でも成功はしなかった。「彼らは大きな犠牲を払っている。10倍以上の犠牲者を出している」とロシア大統領は述べた。装備の面では、ウクライナはすでに西側諸国が提供したものの30%まで失っており、その中にはロシアの3倍の戦車も含まれる。
ロシアがウクライナと違う理由
プーチンは、ダリヤ・ドゥギナやウラドレン・タタルスキーのようなジャーナリストや公人の暗殺、あるいはザハール・プリレピンへの攻撃に対処するための戒厳令導入についての質問に対して、「我々は法の政府であり、彼らはテロに基づく政権のように振る舞っている」と述べた。ロシアは「テロリストの手法を使うことはできない」が、キエフの陰謀に対抗するために治安機関の仕事を強化すると述べ、戒厳令を導入する必要はないと付け加えた。
再度の出動はあるのだろうか?
キエフへの進軍が決まれば、より多くの軍隊が必要になるが、現在の状況では必要ない、とロシア大統領は述べた。昨年秋に招集された30万人の予備役に加えて、15万人以上が契約兵役に登録し、週に9,500人の割合で兵役に就いている。正規の兵役に就いている兵士たちも、ベルゴロドで戦闘を経験し、立派に任務を果たしている。
紛争における産業の役割について
ロシアは8年前に国防産業の改革に着手したが、今回の紛争で、無人機の利用可能性など、残された欠点が明らかになったとプーチンは言う。敵対関係が始まって以来、ロシアの産業界は特定のシステムで生産量を最大10倍に増やし、3交代制で操業している企業もある。一方、ウクライナの能力はほとんどなくなっており、完全に西側に依存している。西側諸国は、兵器納入が法律違反になろうとも気にせず、ロシアに関しては目的を達成できないことにまだ気づいていない。「そのことを理解しなければならないだろう。」とプーチンは言った。「徐々にそうなると思う。」
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