米国が盗んだイラン産原油タンカー、テキサス沖に滞留
ペルシャ湾でのイランからの報復を懸念し、米国企業は石油の積み出しをためらっている。
by Dave DeCamp投稿日 2023年7月19日カテゴリニュースタグイラン
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が火曜日に報じたところによると、米連邦検察当局は、ギリシャのタンカーがテキサス沖で運んでいた盗難イラン産原油の積荷を売り払おうと奮闘している。
米司法省は4月、制裁執行を口実にギリシャのタンカー「スエズ・ラジャン」を差し押さえ、中国ではなくテキサスに向かわせた。スエズ・ラジャンは80万バレルの盗油を積んでおり、現在ガルベストン沖にいる。
ジャーナル紙によれば、米国が石油を売ることができないのは、石油を荷揚げする企業がペルシャ湾でのイランの報復を心配しているからだという。「ペルシャ湾で何らかのエクスポージャーを持つ企業は、文字通り恐れている。
同幹部によれば、この石油について連絡を取った数社は、荷揚げを拒否したという。米国がイランの石油を盗んだ後、イランはペルシャ湾でタンカー2隻を押収したが、これは報復だったようだ。
それ以来、米国はペルシャ湾でのイランによる拿捕を防ぐため、同地域での軍事的プレゼンスを高める措置をいくつか発表している。
アメリカはタンカーを押収し、イランの貨物を盗んだ過去がある。2021年、バイデン政権はUAE沖で押収したタンカーから持ち出した200万バレルのイラン産原油を売り払った。トランプ政権時代、米国はベネズエラ行きのイランガスを積んだ船を押収し、ニューヨークで貨物の一部を排出した。
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