2023年10月12日木曜日

許しがたいフェイク

https://sputniknews.jp/20231012/40-17383222.html

イスラエル人ジャーナリストは、斬首された子ども40人に関する情報を検証しなかった

2023年10月12日, 03:10 (更新: 2023年10月12日, 04:32)

イスラエル人女性ジャーナリストのニコル・ゼデクは、イスラエル南部キブツ(農業共同体)クファル・アザの犠牲者について自身が報じた情報について弁明した。同氏は、ニュースチャンネルi24NEWSのリポートで、ハマスの攻撃を受けたクファル・アザで子ども40人を含むイスラエル人200人の遺体が発見されたと伝えた。リポートの中では、一部の子どもたちは首を「切り落とされていた。」とも述べられ、その後、斬首された子どもたちのニュースがSNS上で拡散された。

世間一般の人々がその出来事の証拠や詳細を求めると、ゼデクは自身の発言を撤回した。

この情報は、兵士がゼデクに語ったものであり、ゼデク自身は何も目撃していなかった。ゼデク氏はSNS大手「X(旧ツイッター)」に次のように投稿した。

「兵士たちが私に、自分たちは40人の子どもが殺されたと考えていると語った。軍が今も家をまわっており、新たな犠牲者が見つかっているため、正確な死者数は未だに不明」

ゼデクはこの情報を検証せずに自身のリポートの中で伝えた。

イスラエル軍はアナドル通信社に対し、ハマスが「赤ん坊の首を切った。」という確証はないと語った。

フェイクニュースが雪だるま式に拡大するのを止めるのは難しく、ゼデクやイスラエル軍の弁明など誰も気にしていない。衝撃的だがフェイクであるこのニュースは、すでに大きなニュースとして取り上げられている。

ゼデクは嘘をついたが、イスラエルの入植地クファル・アザでは人々が実際に虐殺された。遺体に関する正確な情報は、近いうちに軍によって明らかにされる。

最新情報によると、パレスチナとの紛争激化によるイスラエル側の死者数は1200人を超えた。パレスチナ保健省の最新データによると、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃の死者数は1000人以上に上っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム