2023年10月3日火曜日

鈴木宗男議員が訪露、露外務次官と会談

https://sputniknews.jp/20231003/17286459.html

制裁の壊滅的影響に言及

2023年10月3日, 08:04

ロシアのアンドレイ・ルデンコ外務次官は2日、「日本維新の会」の鈴木宗男参院議員と会談し、日本の制裁政策が二国間関係に悪影響を及ぼしていると指摘した。

先に、北海道新聞は鈴木氏が1日にモスクワを訪問したことが分かったと伝えていた。同紙によると、鈴木氏は4日まで滞在し、ロシア外務省高官や議会要人らとの面会を計画している。

ロシア外務省のウェブサイトに掲載されたコメントでは、「ロシア側からは、二国間関係の発展に対する鈴木氏の重要な貢献が指摘された」と述べられている。

「今日、米国の希望に沿った日本政府の制裁政策と、米国によって押しつけられた『集団的西側』の反ロシア路線によって、何十年にもわたって積み上げられてきた国家間協力が意図的に破壊されていることについて遺憾の意が表明された。そのような路線は日本の国益や日本国民の望みに合致しない」

同省の指摘によると、ロシア側は鈴木氏に対し、世界および地域の安全保障にまつわる多くの問題や、二国間関係におけるいくつかのテーマに対するロシアのアプローチを説明した。

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https://sputniknews.jp/20231002/17282260.html

クナシル近海のホッケ漁見通し立たず 露日漁業交渉

2023年10月2日, 22:01

ロシア極東のクナシル島(日本名:国後島)近海で、例年9月中旬に露日の協定をもとに解禁されるホッケ漁の「安全操業」ついて、今年は政府間協議が10月に入っても始められない事態となっている。2日、NHKが伝えている。一方、これまでの両国の漁業交渉の結果を見てみると、日本側は完全に望みが絶たれたわけではなさそうだ。

NHKによると、クナシル島近海でのホッケ漁は、露日協定をもとに例年9月16日に解禁されていた。だが、今年は10月に入っても交渉すら開始されておらず、露日領海の中間ラインの日本側で操業しているという。また、例年10月16日から始まるタコ漁についても見通しが立っていない。日本水産庁は「ロシア側からの操業実施に向けた肯定的反応がみられない」としている。

ロシア外務省は今年1月、南クリル諸島(日本でいういわゆる北方領土)における露日漁業交渉について、日本政府の対露制裁の環境下では協議できないと声明を発表。同省は岸田文雄首相とその政権が外交規範と国際法に違反してロシアに対する非友好的措置を取ったと指摘した。

日本にチャンスはないのか

ただ、日本側の望みが潰えたとみるのはまだ早い。露日関係が悪化して久しいが、これまで遅れが出たり条件付きでありながらも妥結している漁業協定もあるからだ。

2022年6月、露外務省は日本政府が協力金の支払い義務を果たすまで、露日間の漁業協定の履行を停止すると発表。しかし、その後日本政府は必要な手続きを済ませ、ロシア側は態度を軟化。昨年のホッケ漁は例年より2週間ほど遅い9月30日から開始した。

一方、ロシアの川で生まれたサケ・マスに関する漁業交渉については、露外務省の厳しい姿勢にもかかわらず、3月末に妥結。ロシア水域での試験操業については昨年に引き続き見送られたものの、日本水域での操業は例年と同じ4月10日から解禁となった。協定署名が4月25日にずれこんだ2022年よりは、むしろ前進している。

さらに、ハボマイ群島(日本名:歯舞群島)近海で日本漁船がロシア側に入漁料を払い行うコンブ漁についても、日本側の窓口となっている北海道水産会とロシア側とで4月中に交渉妥結。例年と同様に6月1日の出漁に間に合った。昨年は露日関係悪化の影響で妥結が6月までずれこみ、実際の出漁は同月22日からとなっていた。

これまでに今年のホッケ漁に関するロシア側の公式コメントは出ていない。一方、日本側はこれまでにエネルギーや漁業分野におけるロシアとの関係を維持する方針を示しており、9月に就任したばかりの上川陽子外相も「漁業などでは、何が我が国の国益に資するかという観点から適切に対応していく」と述べている。

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https://www.sankei.com/article/20231003-E67FJYR2N5NQDBZNVJFCDDRYSI/

維新が鈴木宗男氏の処分検討 無許可でロシア渡航

2023/10/3 09:23

党に届け出ずにロシアへ渡航したとして、日本維新の会が鈴木宗男参院議員の処分を検討していることが3日、分かった。党幹部が取材に「党がルールとして定めていた海外渡航の際の届け出はない。国会議員団の副代表を務める鈴木氏の責任は軽くない。帰国後に本人から話を聞いて処分内容を決めたい」と答えた。

ロシア外務省は2日、ルデンコ外務次官が鈴木氏を迎え、会談したと発表。鈴木氏がモスクワを訪れたもようだ。


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