ドイツはナイジェリアからのガス供給を望んでいる
https://www.rt.com/africa/586162-nigeria-gas-export-europe/
2023/10/30 11:51
アフリカのナイジェリアは、自国のエネルギー需要に苦しんでおり、ベルリンに供給する能力がない、と専門家がRTに語った。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は日曜日、西アフリカ2カ国歴訪の一環としてナイジェリアに到着した。
ショルツのアフリカ歴訪は、2021年の就任以来3度目、今年2度目であり、ロシアとウクライナの紛争の中、ガス供給をモスクワに依存することから脱却するため、ベルリンが新たなエネルギー源を模索する中で実現した。
「ナイジェリアはアフリカ最大のガス埋蔵量を誇る。ドイツ企業はナイジェリアからのガス供給に関心を持っており、ナイジェリアのガス会社と協力することを楽しみにしている。」とショルツは地元紙パンチに語った。
ドイツは、アフリカ最大の経済大国であるナイジェリアを、政治的にも経済的にもアフリカ大陸における重要なパートナーであると認識しており、その関係を強化することに関心を持っている。」と付け加えた。
緑の党のアントン・ホフライター議員は、ベルリンとEUが以前考えていた以上にアフリカを必要としていることを認識したことが動機だと考えている。
「ロシアのウクライナ侵攻に対抗するために同盟国が必要であることに人々は気づいた。そして突然、彼らは必ずしも我々の味方ではないことに気づいた。」ロイターはホフライターの言葉を引用し、ショルツの訪問を前にこう語った。
ショルツによれば、ナイジェリアはドイツにとってサハラ以南のアフリカで2番目に大きな貿易相手国であり、2021年のドイツからの直接投資総額は1億5,000万ドル(1億5,800万ドル)にのぼるという。
ベルリンは現在、同国から大量の原油を輸入しているが、ガスは輸入していない。
ドイツは経済とエネルギー転換のために、天然ガスと将来的には水素を必要としている。
ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領は、ガス投資についてショルツ氏と「非常に深い話し合い」をしたと記者団に語り、ドイツ企業にナイジェリアでのパイプラインへの投資を促した。
「私は、ドイツが環境保護と、特に世界とヨーロッパの21世紀のニーズを満たすためのエネルギーの近代化において、大きく前進していることを知っている。ナイジェリアはまだ這いつくばった状態だが、我々はこの状況を変え、ナイジェリアに変革的な政治をもたらすことを決意している。」とティヌブ氏は語った。
開発経済学者で石油・ガスの専門家であるケルビン・エマニュエル氏は、ナイジェリアがロシアに代わってドイツの天然ガス供給国になるのは難しいと月曜日にRTに語った。その理由は、アフリカの国の技術力不足と石油の盗難問題だと同氏は説明した。
同氏によると、ナイジェリア液化天然ガス社(NLNG)の天然ガス生産量は近年、30億立方フィートから17〜18億立方フィート程度に減少しており、国内外からの供給需要を満たすことができない。
NLNGの稼働率が68%であることを考えると、どこからガスを調達するつもりなのか?
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