バルト海のパイプライン漏れに妨害工作の疑い
https://www.rt.com/business/584549-baltic-pipeline-leak-sabotage/
2023年10月10日 13:44
フィンランドはNATOへの捜査協力要請を検討中
フィンランドとエストニアを結ぶ海底ガスパイプBalticconnectorからのガス漏れについて、ルートが故意に破損された疑いがあるとして、調査が開始されたとヘルシンキが火曜日に発表した。
フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領は記者会見で、パイプラインと通信ケーブルが故意に損傷した可能性を示唆した。
「ガスパイプラインと通信ケーブルの損傷は、外部からの活動によるものである可能性が高い。フィンランドとエストニアが協力して調査を続けています」とニイニストは声明で述べた。
フィンランドのペッテリ・オルポ首相によれば、フィンランドのエネルギー供給は安定している。オルポ首相は、パイプラインからの漏れは「憂慮すべきこと」だが、通信ケーブルの損傷は国の接続には影響しないと付け加えた。
オルポ首相は記者会見で、「誰が、あるいは何が被害を引き起こしたのか、結論を出すのは時期尚早だ」と述べた。
Balticconnectorパイプラインは日曜日の朝、漏れの疑いがあるため停止した。フィンランドの国営エネルギー会社ガスグリッドのヤンネ・グロンルンド上級幹部は、この停止について、このパイプラインは今度の冬の終わりまでオフラインのままかもしれないと述べた。
フィンランドにある液化天然ガス(LNG)輸入ターミナルからエストニアへのガス輸送に使用される77キロ(47マイル)のパイプラインは、2019年に開始され、年間26億立方メートルの容量がある。
ニイニスト大統領は、ヘルシンキは同盟国やパートナーと常に連絡を取り合っていると述べた。
「私は今日、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談した。NATOは調査を支援する用意がある。
今回の調査によって、近隣のノルド・ストリーム・パイプラインの爆発事故を受けて、海底インフラの脆弱性に対する懸念が再燃している。ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプラインは昨年、明らかな妨害行為によって爆破された。それ以来、欧州各国はインフラの警備を強化している。
欧州のガス価格は火曜日に12.7%も上昇し、約2週間ぶりの高値となった。今回の高騰は、バルチック・パイプラインの停止と、米エネルギー大手シェブロンによるイスラエルの油田での生産停止のニュースに起因している。
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