ロシアのワイドボディ・ジェット機が初飛行に成功

https://www.rt.com/business/586345-russian-aircraft-maiden-flight/

2023年11月 1日 12:34

ロシア製ワイドボディ長距離機IL-96-400Mが初飛行に成功した。ユナイテッド・エアクラフト・コーポレーション（UAC）のプレスサービスが水曜日に報じた。

この航空機は、ロシアの老舗航空機メーカーであるイリューシンが製造したIl-96-300の最新版で、胴体が9.35メートル延長され、より強力なPS-90A1エンジンを搭載し、最大370人の乗客を収容することができる。

「近代化されたIl-96-400Mの初飛行の成功は、国内の設計局と航空機工場の最高レベルの能力を示す。この飛行機は、Il-96-300の高い性能を維持しているだけでなく、新たな運用能力と輸送能力を備えている。」と、デニス・マントゥーロフ副首相はコメントした。

飛行時間は26分間で、高度2,000メートルまで上昇した。飛行機の速度は時速390kmに達した。

「ロシアの部品を使用した新しい近代的な飛行ナビゲーションと無線通信機器により、飛行の安全性と信頼性が向上し、運航効率を確保するために航空機の空力レイアウト、構造、システムにソリューションが使用されている。」とマントゥロフ氏は述べた。

2017年、UACはソビエト連邦で開発されたワイドボディの大容量型であるIl-96-400Mクワッドジェットの開発を発表した。国営企業は今年6月にこのジェットをロールアウトし、「細長い胴体が機体をより広々とさせ、オペレーターにとって魅力的なものにしている。」と述べた。