ロシア、穀物輸出禁止を検討
https://www.rt.com/business/588116-russia-grain-export-ban/
2023/11/28 16:32
国内市場の保護が目的
イズベスチヤ紙は27日、ロシア政府は農業省に対し、毎月の穀物備蓄量の監視を開始するよう指示したと、関連文書を引用して報じた。もし在庫が危機的なレベルまで減少した場合、当局は輸出禁止を導入する可能性がある。
同報道によれば、同省は1000万トンの穀物量を「危機的な低水準」とみなしており、ロシアの年間消費量が8000万トンから8500万トンであることを考えると、約1.5ヶ月分である。
同省はイズベスチヤ紙に、前年の大量在庫と2023年の豊作を考慮すれば、現在の穀物備蓄は食料安全保障を確保するのに十分であると述べた。
ドミトリー・パトルシェフ農相は火曜日の会合で、2023年のロシアの穀物収穫量はロシア史上2番目に多いと推定されると述べた。
「1億5,100万トン以上の穀物が脱穀され、そのうち小麦は9,900万トン近くになる」とパトルシェフ農相は述べ、コメやソバといった社会的に重要な作物の生産量も大幅に増加すると付け加えた。
同大臣によれば、これによりロシアは国内の需要を完全に賄うことができ、海外のパートナーにも記録的な量の穀物を供給することができるという。
2022年3月、ロシアはウクライナ関連の経済制裁による圧力が高まる中、国内食料市場を守るため、ユーラシア経済連合諸国への穀物輸出を一時的に禁止した。
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