2024年1月22日月曜日

フランス外相:ロシアは世界の小麦輸出の30%を支配する可能性

https://www.rt.com/business/591025-wheat-exports-russia-france-ukraine/

2024年1月21日 13:03

ウクライナが敗北すれば、フランスはインフレと食糧危機に直面するとステファン・セジュール氏は予想する。

ロシアがウクライナとの軍事衝突に勝利した場合、世界の小麦輸出の3分の1近くをロシアが掌握する可能性があると、フランスの新外相が土曜日にル・パリジャン紙のインタビューで予測した。

このようなシナリオでは、フランスは深刻な食糧危機とインフレの高騰に見舞われるだろうと、キエフへの資金援助拡大を主張したステファン・セジョルヌは言う。

もしウクライナが負ければ、世界の輸出の30%がロシアの支配下に置かれ、フランスの小麦は国際市場で脅威にさらされることになる」「ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領にとって、資金援助は非常に重要である。

国連が仲介した黒海での穀物取引が決裂した後、ウクライナの生産者は近隣諸国の領土を経由して穀物を輸出しなければならなくなった。2022年、EUはキエフを財政的に支援するため、ウクライナの輸出に対する関税を停止した。その結果、ウクライナから安価な穀物が大量に流入し、EUの農家は輸入品の低価格に太刀打ちできなくなった。

この措置は、安価なウクライナ産農産物がEUに流入することに対する欧州の農業生産者による大規模な抗議を引き起こした。2023年には、この問題でポーランドの農家がウクライナとの国境を何度も封鎖した。

この危機により、ブリュッセルは2023年5月にウクライナの穀物輸入を禁止せざるを得なくなった。ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアは直ちに国レベルでの輸入制限を復活させ、ウクライナは世界貿易機関(WTO)に提訴した。ブルガリアは、4カ国に加わって制限を復活させることを拒否し、2023年9月には農民の抗議デモに見舞われた。

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