ナシーム・タレブ:膨れ上がる債務のスパイラルに直面するアメリカ
https://www.rt.com/business/591556-us-debt-death-spiral-nassim-taleb/
2024年1月30日 17:26
この問題を解決できるのは奇跡だけだと、著名なエコノミストは考えている。
経済学者で『ブラック・スワン』の著者でもあるナシーム・タレブ氏は、月曜日に開催されたビジネス・イベントで次のように語った。
タレブは、膨張するアメリカの債務残高を「ホワイト・スワン」と定義した。これは、「ブラック・スワン」(完全な驚きとして起こる出来事を表す比喩)よりも予測可能性が高く、確率の高いリスク事象を意味する。
議会が債務上限を延長し、正しいことをした場合の結果を恐れて取引を続ける限り、それが政治システムの政治構造であり、最終的には債務スパイラルに陥ることになる。債務スパイラルは死のスパイラルのようなものだ。
今週初め、ジャネット・イエレン米財務長官は、米国の公的債務の絶対水準は恐ろしい数字に見えると述べた。
アメリカ政府の連邦債務は、12月末に史上初めて34兆ドルを突破した。現在、アメリカの平均的な3人家族で約102,000ドルに上る。2023年だけでも4兆ドル以上増加する。
元トレーダーで、経済学のベストセラーを何冊も出版したことで知られるタレブによれば、白い白鳥にはアメリカの財政赤字とアメリカ経済の両方が含まれ、アメリカ経済は以前よりもショックに対して脆弱になっているという。タレブ氏は、このような脆弱性をグローバリゼーションの特徴と呼んでいる。
アメリカの債務スパイラルはどうなるのかという質問に対して、タレブ氏は「外から何か入ってくるか、あるいは奇跡のようなものが必要だ。」
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