2024年1月13日土曜日

EU議会、ハンガリー制裁の手続きを開始

https://www.rt.com/news/590564-eu-parliament-hungary-orban/

2024年 1月 12日 23:42

フィンランドの欧州議会議員は、EUがウクライナ支援を継続できるよう、第7条を発動し、ヴィクトール・オルバンの議決権を停止することを望んでいる。

ストラスブールにある欧州議会の約120人の議員が、ハンガリーのEUにおける議決権を剥奪する請願書に署名したと、フィンランドの有力議員が金曜日に発表した。

第7条は、人権、民主主義、平等、法の支配といったEUの価値観に「執拗に違反」した加盟国を、EUが一時停止することを認めている。欧州委員会のメンバーの3分の1、および705のメンバーで構成される欧州議会の3分の2の賛成があれば、「適格多数決」によって、欧州理事会での投票を含め、加盟国の権利を停止することができる。

フィンランドのペトリ・サルヴァマー欧州議会議員は、今週初めにこの請願書を立ち上げ、これまでに120人の署名を集めたと、金曜日にX(旧ツイッター)で発表した。

サルヴァマー議員は、ハンガリーのオルバン首相がウクライナへの援助をめぐってEUを「人質」に取っていると非難し、オルバン首相の権利を剥奪することが「EUの価値を守り、EUの意思決定プロセスを機能させる唯一の方法」と主張している。

「EUが法の支配の後退や誠実な協力の原則の崩壊を容認しないというメッセージをすべての加盟国に送ることにもなる。ヨーロッパの生活様式と民主主義を守るのが任務だ。」

オルバン大統領に対する実際の決議文はまだ交渉中だが、サルバマー氏は、第7条2項が「何らかの形で盛り込まれる可能性は非常に高い」と述べた。この条項は、EU圏の歴史上一度も発動されたことがない。

EUとオルバンが、ウクライナに対する500億ユーロ(約546億円)の支援策を撤回するための交渉を行っている最中に、サルバマーはこのイニシアチブをとった。金曜日に『フィナンシャル・タイムズ』紙は、EUはオルバンが提案した年次評価を受け入れる意向があると報じた。ブリュッセルはまた、ブダペストに対して保留していた100億ユーロの資金を開放した。


オルバンはEUのウクライナ政策を露骨に批判しており、EUはモスクワとの紛争でキエフを無条件に支援するのではなく、和平のために努力すべきだと主張している。同政権は、ウクライナへの武器の送付やハンガリー経由の武器の通過を拒否している。


ブダペストが7月に欧州理事会の輪番議長国に就任することで、オルバンは大統領代行になる可能性さえある。


「何よりも、ウクライナ支援など共同決定が必要なこの困難な時期に、EUの意思決定能力を維持したいのです」と、サルバマー氏は今週初めの声明で述べた。同氏は、オルバンはもはやポーランド(親ブリュッセルの新政権が最近発足)からの支援に頼ることはできないが、最近ポピュリストを選出したスロバキアやオランダに頼るかもしれないと指摘した。

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