EU議会前で抗議する農民にゴム弾が撃ち込まれる
ブリュッセルで混乱が発生
2024年2月2日金曜日 - 午前12時35分
木曜日、ブリュッセルにあるEU議会議事堂の外で抗議する数百人のヨーロッパの農民たちに対して、ゴム弾と放水銃が配備された。農民たちは卵を投げたり、花火を打ち上げたり、建物の近くで火をつけたりしながら、ヨーロッパの指導者たちがいわゆる「グリーン・アジェンダ」の資金調達のために課される増税やコスト上昇で農民たちを罰するのをやめるよう要求した。
この抗議活動は、木曜日に開催されるEU首脳会議に合わせたもので、農民たちはブリュッセルの指導者たちが実施した農業・環境規制を廃止するよう求めている。
報道によると、農民たちは国会前のバリケードを突破し、発煙筒にも火をつけた。
「私たちは、欧州委員会から毎日のように送られてくる、おかしな法律を止めたい。」と、スペインの農民組合アサハを代表してブリュッセルにいる農民、ホセ・マリア・カスティージャは語った。
この抗議デモは、EU首脳がウクライナへの500億ドルの支援策を協議するために会合を開いている最中に起こった。ベルギーのアレクサンダー・デクルー首相は、農民の懸念がサミットの議題に加えられるだろうと述べ、「農民の声に耳を傾けることが重要だ。」とし、「彼らは巨大な課題に直面している。」と付け加えた。
イタリア、ポルトガル、フランス、ギリシャ、ドイツでも、欧州の農家への仕打ちに対する不安が高まっている。
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https://www.rt.com/news/591666-brussels-eu-farmers-protest/
2024年2月1日 15:20
EU議会の外で炎と怒りの抗議デモが激化
数千人の農民がブリュッセルに押し寄せ、糞尿を燃やし、立法府に卵を投げつけた。
環境規制と安価なウクライナ産輸入品による生活への脅威に抗議するため、激怒した農民の群れが木曜日、ブリュッセルのEU議会議事堂をピケで封鎖した。抗議者たちは石や卵を投げつけ、警官隊の後ろにいる官僚たちに罵声を浴びせた。
水曜日の夜からトラクターの車列がブリュッセルに流れ込み、木曜日の朝にはベルギーの首都の通りは約1300台の車両で封鎖された。
農民たちはルクセンブルク広場にある欧州議会の建物の前に集まり、パレットや肥料の山を燃やした。群衆は卵、石、花火、火炎放射器などを議会に投げつけ、近くの欧州理事会本部の外でも同様の光景が見られた。
機動隊は放水銃で火を消し、投石するデモ隊を押し戻した。木曜日午後現在、逮捕者や負傷者は報告されていない。
この抗議デモは、EU各国で数ヶ月にわたって行なわれてきたデモの集大成である。ドイツでは12月以来、農民が街路を封鎖し、オラフ・ショルツ首相がディーゼル補助金の廃止計画を断念するよう要求しており、フランスでも農民がエネルギーコストの上昇に抗議している。東欧では、EUが安価なウクライナ産穀物の無関税輸入を認めていることに反対する農民がデモを行っている。
EU圏全体で、ブリュッセルでの決定は共通の不満の種となっている。EUが計画しているメルコスール貿易協定は、ラテンアメリカからの農産物を関税なしで輸入できるようにする。EUの農家は低価格での販売を余儀なくされる。農家はまた、EUに対し、農地の4%を休耕地とすることや、窒素排出量を減らすために家畜の数を減らすことなどの規制を撤回するよう要求している。
この抗議行動から歩いてすぐの場所で、木曜日の朝、欧州理事会が開かれた。代わりに、理事会はウクライナへの500億ドルの経済援助について合意した。しかし、ベルギーのアレクサンダー・デ・クロオ首相は記者団に対し、EU首脳は農民の懸念について議論すると述べ、「EU首脳は、(農民が)提供する高品質の製品に対して適切な価格を得られるようにする必要がある。」と述べた。
欧州議会選挙を6月に控え、欧州委員会は2日、一部の生産者に対する1年間の休耕地規制の適用除外や、ウクライナ産の鶏肉、卵、砂糖の輸入に上限を設けることを約束するなど、農家に限定的な譲歩を認めると発表した。しかし、欧州委員会は、他のすべてのウクライナ産農産物の無関税体制を2025年6月まで延長すると発表した。
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