小幡績:いったい「異次元緩和」をする必要はあったのか?
https://toyokeizai.net/articles/-/743081
【註】日本語記事なのでそれぞれ読んでください。
【特におもしろいと思ったところの抜粋】
34年ぶりに日経平均株価がバブル期を超え、証券関係者は「生きているうちにこの日が来るとは思わなかった」と感激して泣きながらクス玉を割り、エコノミストや中央銀行関係者は「日銀の悲願だったインフレ率2%が実現した」と、なぜかインフレを起こすことが悲願で、すべてのことに優先するかのような議論を行い、「日本経済の最大の問題であるデフレが解決した、これでやっと次に進める」などと言っている。
狂っているのか。
インフレはそもそもよいことではない。物価が安定していることが重要なのだ。第2に、インフレ率が高まったのは、金融政策とはまったく無関係に、新型コロナウイルスと、ロシアのウクライナ侵略で起きたサプライショック、および構造的な人手不足によるものだ。
【考察】
異次元緩和というのは「アベノミクス」の第1の矢だった。「株価連動内閣」と言われた安倍晋三の、安倍晋三による、安倍晋三のための金融政策だった。安倍晋三が暗殺されたことをきっかけに、日本の経済政策がようやくまともな道に戻れるかもしれない。さらに我が国が、岸信介以来の、満州事変以来の、東アジア史のごちゃごちゃに直面できるようになるかもしれない。
あとは、メディアがいつ正気に戻るか・・・だな。
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