2024年3月22日金曜日

ロシア肥料のトップバイヤーは制裁国

https://www.rt.com/business/594610-russia-fertilizers-largest-buyers/

2024年3月21日 13:11

RIAノーボスチによると、2023年のモスクワの輸出全体の60%をアメリカ、インド、ブラジルが占める。

RIAノーボスチが木曜日に報じたところによると、2023年に米国はロシアの肥料の3大輸入国に入るとのことである。

モスクワに対する西側の制裁戦争の最前線にいるにもかかわらず、米国は昨年ロシアからの肥料輸入を430万トン、16億ドル相当にまで増加させた。

この結果、米国はロシアのBRICSパートナーであるブラジル、インドに次ぐ第3位の買い手となった。

ブラジルは2023年もロシアの肥料の主要輸入国の地位を維持し、940万トン(約40億ドル相当)を購入する。インドがこれに続き、購入量を2022年の360万トンから480万トン(22億ドル相当)に大幅に増やした。

ブラジル、インド、米国を合わせると、ロシアの肥料輸出全体の約60%を占め、その総量は3,200万トン、約140億ドルにのぼる。

ロシアの肥料の他の主な買い手は、輸入量210万トン(8億9,200万ドル)の中国と、110万トン(4億8,100万ドル)のインドネシアである。トルコ、デンマーク、ドイツ、フランス、マレーシアも上位の購入国である。

2022年初頭のウクライナ紛争開始後、モスクワは西側諸国からの前例のない制裁に直面した。ロシアの肥料や穀物は、制限措置の直接の対象にはなっていないが、モスクワに課された金融、海運、保険の制約によって輸出に影響が出ている。

その結果、ロシアの肥料輸出量は2021年の3,230万トンから2022年には約2,700万トンに減少した。その後、出荷のかなりの部分を制裁に加わっていない友好国に徐々に振り向けることで状況を改善してきた。モスクワは自国の農産物貿易に影響する制限を解除するよう繰り返し要求しており、世界の食料安全保障に悲惨な結果をもたらすと警告している。

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