トルコ、ロシアとの貿易高1000億ドルを目指す - エルドアン

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2024年7月3日 14:33

西側諸国の対モスクワ制裁を受け、両国は経済協力を深めている。

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアンは水曜日、アンカラとモスクワは年間貿易額を1000億ドルに増やすことを目標に、経済関係を強化すると述べた。

カザフの首都アスタナで開催された上海協力機構（SCO）首脳会議でロシアのプーチンと会談した際の発言である。

「現在（貿易額は）550億ドル。」とエルドアンは述べ、双方はこの数字を2倍にするという目標を達成できると考えていると付け加えた。

プーチンは、複雑な世界情勢にもかかわらず、両国関係は一貫して発展していると宣言した。モスクワとアンカラは計画通りに主要な共同プロジェクトを進めており、何の問題もないと付け加えた。

2023年、両首脳は相互投資を奨励し、ロシアとトルコの企業が互いの市場に参入できるよう支援することで合意した。また、ロシアの天然ガス供給の支払いを含む二国間貿易において、決済通貨としてロシア・ルーブルを導入することで合意した。

西側諸国によるモスクワへの制裁発動後、両国間の貿易額は2022年に急増し、620億ドルを超えた。米国が二次的制裁の脅威を受け、ロシア軍に役立つとされる産業機械や予備部品などの製品の流入を止めようとしたため、貿易額はわずかに減少した。

米政府高官は、トルコが制裁逃れの拠点となる可能性があると繰り返し指摘しており、トルコ企業と制裁対象のロシア企業との貿易疑惑について懸念を示す欧米政府高官もいる。

モスクワとアンカラは現在、天然ガス輸出に関連するいくつかの構想に取り組んでおり、今後もエネルギー分野での関係構築を続ける。