ゼロヘッジ:ゼレンスキーがトランプに「戦争を終わらせる方法を今日教えろ」
https://www.zerohedge.com/geopolitical/zelensky-challenges-trump-tell-us-today-how-finish-war
2024年7月4日(木) - 午前12時45分
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキーは水曜日、ドナルド・トランプ前に対して公開の挑戦状を叩きつけ、共和党候補と目される人物にウクライナの和平案があるのなら、直ちにウクライナ政府に知らせるべきだと伝えた。
「トランプがこの戦争を終わらせる方法を知っているなら、今日我々に教えるべきだ。」と、ゼレンスキーは水曜日にキエフから行ったインタビューでブルームバーグ・テレビに語った。彼はまた、ウクライナの主権を侵害するような和平案は決して受け入れられないと警告した。「ウクライナの独立が脅かされるようなことがあれば、ウクライナが国家としての地位を失うようなことがあれば、私たちはそれに備えたい。」
トランプの和平提案の可能性を議論する文脈で「我々が国家としての地位を失ったら」という彼の表現は、ウクライナが戦争に負けたことを将来のトランプ政権の可能性のせいにするための準備であろう。ゼレンスキーは、トランプと彼のチームに会い、戦争を終結させるためのビジョンを探る「潜在的な準備はできている」と述べた。
ゼレンスキーはインタビューの中で、軍のマンパワー危機は報道されているほど深刻ではなく、数カ月前よりはるかに良い状況にあると主張した。ゼレンスキーはまた、ウクライナの戦場での可能性について絶望的なイメージを描いているメディアの報道にも反論した。彼は、人手が足りないのではなく、十分な武器が十分な速度で部隊に届いていないと述べた。
「デッドロックではない。問題がある状況だ。デッドロックは出口がない。問題は意志と道具があれば解決できる。我々は意志を持っているし、道具も持っている。」
キエフにはすでに何十億ドルもの資金が投入されているにもかかわらず、武器や弾薬の納入が遅々として進まない西側のパートナーを非難するのは、ゼレンスキーのいつものテーマだ。ブルームバーグのインタビューでもこのことが繰り返された:
ゼレンスキーは、今年アメリカ議会で承認された610億ドルの支援策を賞賛する一方で(6ヶ月の長期延期を経て)、装備品が前線に届くまでに時間がかかりすぎていると述べた。
「決定と現実の間に、長い長い長い待ち時間がある。」
トランプと、将来の共和党政権が武器や援助の提供を制限するかどうかという疑問について、ゼレンスキーは言った。「11月にアメリカの強力な支持を得られるのか、それとも独りぼっちになるのかを理解したい。」
「誰も答えを持っていない。」とゼレンスキーは続けた。「非難しているのではなく、説明している。」と、ハンガリーのオルバン首相を戦後初めて接待した翌日のインタビューで語った。オルバンはまた、ロシアとの迅速な和平交渉入りを促していた。
先週ロイター通信が報じたところによると、トランプの和平プランの中心は、キエフに最後通牒を突きつけること、つまりモスクワとの和平交渉に応じなければアメリカの武器や防衛援助を受けられない。和平交渉の進行中に戦線を凍結するというのも、このプランの重要な論争点であり、ウクライナやNATO関係者に不評を買う。
ゼレンスキーは和平交渉に前向きになっている。以下は先週のメディアの声明である。
興味深いことに、ブルームバーグのインタビューにはこんな場面もあった。「ゼレンスキーは先週の討論会でのバイデンの惨憺たるパフォーマンスについて言及を避けた。国内政治ではなく、ウクライナに対する各候補者の立場を評価した。」
ここ数カ月にわたって伝えてきたように、NATO首脳部はウクライナに対する将来の同盟の資金援助と支援を「トランプ対策」することに躍起になっている。これには、来週(7月9-10日)ワシントンDCで開催されるNATO7月年次首脳会議で検討される1000億ドル、5年間のウクライナ基金という提案も含まれる。
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