米国の核攻撃潜水艦は影に沈む

https://sputnikglobe.com/20241010/us-nuclear-attack-sub-strength-sinks-to-shadow-of-its-former-self-1120501485.html

米国が他国と敵対し、軍事力を世界に誇示しようと躍起になっている。戦争マシンの重要な要素のひとつである原子力攻撃型潜水艦は、かつてほど手ごわいものではない。

冷戦時代、米海軍は約140隻の原子力潜水艦を運用していたが、現在その数は67隻に減少し、高速攻撃型潜水艦に分類されるのは49隻のみである。

この衰退は、退役米海軍大尉ジェリー・ヘンドリックスが雑誌『アメリカン・アフェアーズ』に寄稿した論文で強調されている。

アメリカでは潜水艦の生産が遅れており、ヘンドリクスは2025会計年度の軍予算で調達が予定されている新型高速攻撃型潜水艦は1隻だけと指摘している。

海軍の30ヵ年造船計画では、高速攻撃型潜水艦3隻と弾道ミサイル型潜水艦1隻を年1隻に増産することになっていた。新型潜水艦の生産は年2隻から1隻強に落ち込んだ。

アメリカはまた、潜水艦艦隊を維持するのに十分な造船所を持っていない。

4つの海軍造船所にある10基のドライドックと2つの民間造船所にある3基のドライドックは、議会命令によって米海軍の潜水艦の整備を行うことを認められた唯一の施設である。、定員が一杯で、遅れが生じている。ヘンドリクスは、少なくとも3つの新しいドライドックと、それに付随する労働人員が必要と見積もっている。