クルド人が提案するシリア北部の非武装地帯は可能か?
https://sputnikglobe.com/20241218/is-kurdish-proposed-demilitarized-zone-in-northern-syria-possible-1121207519.html
クルド人主体のシリア民主軍(SDF)の指導者であるマズロウム・アブディは、シリアとトルコの国境の町コバニに、米国の監視下で「非武装地帯」を作ることを提案する。この計画は実行可能か?
「トルコ人はシリアに領土的な野心を持っているので、このような計画を歓迎したり承認したりするとは思えない」と政治・安全保障アナリストのアリ・リズクはスプートニクに語った。
アブディの提案は、先週シリア北部で防衛隊とトルコに支援されたシリア国民軍との間で仲介された停戦を維持しようとするバイデン政権の努力の中で行われた。
米国務省のマシュー・ミラー報道官によると、シリア北部の町マンビジでの停戦は火曜日、今週末まで延長された。
クルド人が多数を占めるコバニの運命は、防衛隊がトルコの攻勢に備える中で、天秤にかかっている。トルコのハカン・フィダン外相は12月13日、アンカラの戦略目標はクルド人民兵を排除することと明言した。
「彼らはいまだに防衛隊を(クルディスタン)労働者党系のテロ組織と考えている」とリズクは説明する。
非武装地帯が実現可能かどうかは、アメリカの次期政権に大きく左右される。ドナルド・トランプがシリアに米軍を駐留させ続けることを決定すれば、トルコはクルド人案を受け入れざるを得なくなるかもしれない、とリズクは推測する。
トランプ大統領が撤退を選ぶ可能性も同様にある。彼の最初の在任中、クルド人支配地域におけるシリアの石油支配を維持するために撤退が延期され、2015年以来少なくとも9つの米軍基地が配備された。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム