2024年12月19日木曜日

チェコ、ロシアのパスポート保持者の市民権取得を禁止へ

https://www.rt.com/russia/609559-czech-russian-citizen-ban/

2024年12月18日 19:35
チェコ共和国、帰化前にロシア人の母国との関係断絶を義務付け
チェコ議会は、ロシア人がチェコ共和国の市民権を申請する前に市民権を放棄することを義務付ける法律を可決した。チェコの与党のひとつが、プーチンの人形をロシア人に見立てた数ヶ月にわたるキャンペーンを行った後の採決であった。
法案は水曜日に92票対35票で可決され、47票が棄権した。この法案は今後、チェコの上院に送られ、その後、モスクワを強く批判するペトル・パヴェル大統領のデスクに送られ、大統領が署名して成立する。
この法案が施行されれば、チェコ共和国で市民権を得ようとするロシア人パスポート保持者は、子供や亡命希望者について一部免除されるものの、まずロシア国籍を放棄する必要がある。申請者は手続きを進める前に、ロシア国籍を放棄したことを証明する公式の書面を提出しなければならない。
この法案は、連立与党である市長・無所属党のマルティン・エクスナーが9月に初めて提出したもので、ロシア国籍保持者の市民権申請も無期限に凍結される。
選挙期間中、同党はロシア人をマトリョーシカ人形に見立てたポスターを発表し、その中にロシア軍の象徴となっているZのシンボルをつけたプーチン大統領が潜んでいるとして批判を浴びた。
このポスターは、ロシア人を「プーチン大統領の入れ子人形」と呼び、ロシアの利益のために二重国籍を乱用していると主張する。
エクスナーは後に、このポスターはすべてのロシア人を指しているのではなく、ロシアの諜報員だけを指していると主張する。
チェコには約4万人のロシア人が住んでいる。チェコ内務省によると、市民権申請者の約4分の1をロシア人が占めており、2022年にウクライナ紛争が激化する以前は約5分の1だった。
この法案は、バルト三国における同様の反ロシア法に続く。人口の4分の1がロシア語を母国語とするラトビアでは、義務化されたラトビア語のテストを拒否したり不合格になった数千人のロシア人が強制送還されたほか、ソ連時代の第2次世界大戦記念碑が取り壊され、ナチス・ドイツに対するソ連の勝利を祝った数十人が警察に逮捕された。
ラトビア、リトアニア、エストニアは、ロシア人に対するビザや滞在許可を制限している。

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