クレディ・スイス、ナチスの口座に関するデータは非公開 - WSJ
https://www.rt.com/news/610499-credit-suisse--bank-nazi/
2025年1月6日 15:27
調査の結果、第三帝国に関係する数十の人物や団体がスイスの銀行とつながりがあることが判明した、と同誌は報じている。
スイスの大手銀行のひとつであるクレディ・スイスが、第三帝国とのつながりに関する重要な情報を調査官から隠していたと、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、現在進行中の米上院予算委員会の調査を引用して報じた。
1990年代に行われたクレディ・スイスとUBSの調査では、ナチスとの協力関係の全容を明らかにすることはできなかった、と同誌は土曜日の記事で伝えている。
同紙によれば、米上院の調査により、クレディ・スイスのアーカイブから、ナチスやその枢軸国との取引や資金提供のために「アメリカン・ブラックリスト」と記された顧客ファイルのキャッシュが発見された。
WSJ紙は、調査の責任者である法律事務所ジェナー&ブロックのパートナーで元米国検察官のニール・バロフスキーが12月下旬に米上院に送った書簡を見たと報じた。
この文書の中でバロフスキーは、「調査の結果、ナチスの残虐行為に関連する個人や法人で、クレディ・スイスとの関係がこれまで特定されていなかったか、あるいは関係は部分的に特定されていたものの、銀行の関与の全容がまだ公に報告されていなかったものが多数あることが判明した」と明らかにした。
とりわけ、SS(ナチスのエリート準軍事組織)の将校とスイスの仲介者によって管理されていた、これまで知られていなかった口座が発見された。この口座を使っていた企業は、第三帝国の経済政策を推進し、ユダヤ人オーナーから事業を差し押さえ、強制収容所での強制労働から利益を得ていた、と報告書は述べた。
バロフスキー氏によると、クレディ・スイスは過去の調査において、ナチスとの関係を隠蔽していた疑いがある。クレディ・スイスの一般的なアプローチは、要求された情報のみを提供し、追加的な洞察は提供しないというものであった、とバロフスキーは説明した。
バロフスキー氏のチームは調査を続けており、最終報告書は2026年初頭に出される予定とWSJは伝えている。
30年前に実施された前回の監査では、スイスの口座を失ったり、第二次世界大戦中に奴隷労働者として使役されたりしたホロコースト被害者に、両行が12億5000万ドルの賠償金を支払うという結果に終わった。
2023年、UBSは破綻を防ぐためにクレディ・スイスを買収した。
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