2025年1月7日火曜日

ゼロヘッジ:中米軍、混乱を鎮めるためハイチに降下

https://www.zerohedge.com/geopolitical/central-american-troops-descend-haiti-quash-chaos

2025年1月6日月曜日 - 午後07時45分
深刻化するギャングの暴力と闘うハイチの取り組みを後押しする形で、中米から約150人の憲兵が、苦境に立たされているカリブ海の国に派遣された。AP通信によると、この進展は、犯罪組織によって日常生活が著しく破壊されているハイチにおいて、安定と秩序を回復するための国際社会の継続的な努力における一歩である。
今回の派遣には、グアテマラからの約75人の治安担当官が含まれる。土曜日にトゥーサン・ルヴェルチュール国際空港に到着した。彼らは、同国の安定化を任務とする国連支援ミッションのケニア人指揮官、ゴッドフレイ・オトゥンゲに歓迎された。悪化する情勢の中で数カ月間苦闘してきたミッションは、今回の増援を重要ととらえている。
「ギャングの選択肢は2つしかない。降伏して武器を捨て、裁きを受けるか、現場で我々と対峙するかだ」と、ポルトープランスの空港での式典でオトゥンゲは語った。「グアテマラとエルサルバドル軍が加わることで、ギャングたちは隠れる場所を失う。われわれは彼らを飛び地から根絶やしにする。」
エルサルバドルからも同規模の部隊が米空軍機で前日に到着し、ハイチ政府高官とデニス・ハンキンス駐日米国大使が出迎えた。ギャングは首都ポルトープランスの約85%を支配していると推定されている。
事態の緊急性は、クリスマス・イブに起きた衝撃的な事件で浮き彫りになった。ギャングの暴行のため閉鎖されていたハイチ最大の公立病院の再開に集まった群衆を武装集団が襲撃したのだ。この襲撃により、ジャーナリスト2人と警察官1人が死亡し、ギャングの大胆さと暴力がエスカレートしていることを示した。
2024年12月5日木曜日、ハイチのポルトープランスで、国連が支援する多国籍軍の一部であるケニアの警察官が地域をパトロールしている。(AP Photo/Odelyn Joseph)
2021年にジョベネル・モイーズ大統領が暗殺されて以来、刑務所や警察署、さらには主要国際空港までも標的としたギャングの組織的攻撃が増加している。
10月にポルトープランスの北60マイルにあるポン・ソンデで、女性や子供を含む少なくとも70人が殺害された大虐殺のように、ギャングを弱体化させたとして告発された近隣住民を罰するために大量殺人が行われることはよくある。ギャングは港を支配し、食料や燃料の配給を妨害している。  
今週の増援に先立ち、国際ミッションは、主にケニアからの約400人の治安担当官で構成され、さらにバハマ、バングラデシュ、バルバドス、ベナン、チャドなどの国からも要員の派遣が約束されている。
一方、12月には、ハイチの軍閥が、184人の主に高齢の住民の虐殺を命じた。Haitian Timesによれば、彼らは切りつけられたり、 ハックされたり、銃殺されたりした。
ハイチ政府はフェイスブックを通じて発表した声明の中で、「レッドラインを越えてしまった。正義は模範的な厳しさで裁かれる。」
ハイチが深刻な混乱に陥っているなか、警察の大量脱走に悩まされている。この約束は控えめに言っても空虚である。先月、フォルカー・ターク国連人権高等弁務官は、「今回の殺害事件で、ハイチでの今年の死者は5000人に達する」と述べた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム