2026年7月14日火曜日

ペペ・エスコバル「ハメネイの最後の行動がNATOスタンを打ち負かしている」アラステア・クロック「イラン戦争3.0」

https://strategic-culture.su/news/2026/07/09/how-khameneis-last-act-is-defeating-natostan/

ハメネイの最後の行動がNATOスタンを打ち負かしている理由

ペペ・エスコバル

2026年7月9日

すべて予測通りやった。

バーバリのヒヒ(トランプ)とその手下どもは、イランに対する石油制裁を解除するという約束を破りよった。この約束は財務省によって取り消されたんや。

奴らは不安定な停戦を破った。イラン南部の沿岸拠点への攻撃を行い、イランが応戦し、アメリカがさらに突き進んで、エスカレーションの梯子を上る事態に戻ってしもた。

奴らはホルムズ海峡の航行に関する了解も破った。タンカーへの度重なる挑発を行い、イラン革命防衛隊の海軍がそれに応戦したんや。

奴らは「レバノンを含む全戦線」で戦争を終結させるという覚書の誓約も、あの死のカルトを使って破りよった。

バーバリのヒヒは、ヴェルサイユで大々的に覚書に署名しておきながら、暗殺された指導者ハメネイ師の長引く葬儀の最中に、あの卑劣で残忍なやり方でそれを破りよったんや。葬儀では何千万人ものイラン人が、ナジャフやカルバラのイラク人と共に、完全な国家的結束を見せつけとったわ。

ホルムズ海峡のイランによる完全支配が再び効力を発揮しとる。

そしてバブ・エル・マンデブ海峡も次はわからへんで。

これら全てはアンカラでのNATOサミットと連動して進んどった。そこではトランプが、口から泡を吹いてヒステリックに怒り狂い、停戦は「終わった」と宣言し、イランの政治家を、まるでクラッススが乗り移ったかのように「クズ」「嘘つき」「邪悪で暴力的な連中」と罵倒しとった。ナルシストの自己投影もええとこやな。

バーバリのヒヒが、北の大西洋テロリスト組織(NATO)のサミットから直行して戦争を再エスカレーションさせたんは、あまりにもお似合いやった。CENTCOMの標的にはイランの民間インフラや接続回廊も含まれとる。これぞ認定されたテロ戦術や。

NATOによる対ロシア戦争と、アメリカによる対イラン戦争が、ユーラシア統合に深く関与する主権ある文明国家に対する、同一の帝国による戦争の別形態であることは、何度強調しても足りへん。

あの恐ろしいNATO事務総長、トゥッティ・フルッティ・ルッテが化けの皮を剥がしてくれたな。ヨーロッパを「アメリカのパワープロジェクションのための巨大なプラットフォーム」と呼んだんや。結局「アメリカの対イラン戦争を支援するために、ヨーロッパの空港から5,000機の飛行機が離陸した」んやからな。

西側のIQが50以上の人間なら誰でも理解できることや。NATOとは、混沌と略奪と海賊行為の帝国の、飼い慣らされた発射台に過ぎへんのや。

バーバリのヒヒは、オランダの道化師には感銘を受けへんかった。それどころか、基地を開放せえへんかったイタリアに「非常に悪い」と怒鳴り散らし、少ししか開放せえへんかったイギリスを非難し、3月に領空を閉鎖したスペインには貿易停止をちらつかせて脅し、グリーンランドを飲み込みたいという「必要性」まで付け加えたんや。

帝国は従属国の「プラットフォーム」を、そうやって「クズ」として扱うわけや。

NATOからヨーロッパ人へ:「ドローンでも食ってろ」

アンカラでのNATOサミットを表す短い見出しは「ドローンでも食ってろ」や。このメッセージは、あらゆる層のヨーロッパの納税者全員に向けられとる。

NATOは全ての加盟国に戦時経済への転換を求めとる。各国家は、ロシア、イラン、中国という帝国にとっての「実存的脅威」を攻撃するために使われるアメリカの基地を維持するため、GDPの5%という法外な金を払わなあかんのや。

金を追ってみ。金なんてあらへんわ。この金のない加盟国どもが、兵器のためにGDPの5%という閾値を満たせるわけがない。彼らは中国と戦争をする必要があるなんて馬鹿なことは信じとらん。イランがアメリカに与えた壊滅的な戦略的敗北に対して、どう反応すればええのかも全く分かってへんのや。

それでも、ロシアに対する戦争を続けることに関しては、誰もが上機嫌やった。脳みそがある人間なら誰でも知ってる通り、その戦争はもう負けとるのに、ウクライナというブラックホールにさらに700億ドルを突っ込んで、最後の一人まで戦わせようとしとる。

ここで、西側のこの複合的な認知症と、テヘラン、コム、マシュハド、そしてイラクのナジャフやカルバラで、暗殺されたハメネイ師に敬意を表した何百万もの人々の驚くべき光景を比べてみ。

文明対野蛮という、これ以上の図解はないやろ。

カルバラの聖なるアッバース廟での告別式は、イランとイラクの極めて重要な宗教的・精神的中心地を結ぶ深い絆を浮き彫りにした。一言で言えば、シーア派の結束はソフトパワーのデモンストレーションでもあった。スンニ派やキリスト教徒も敬意を表しとったからな。

つまり、サラフィー・ジハード主義者の周辺勢力はゴミ箱行きや。それこそが、いつもの連中がパニックに陥って、ペルシアに対するキネティックな攻撃を再開せなあかんかった最大の理由や。奴らは、自分たちの野蛮さが西アジア全域で拒絶される事態に耐えられへんのや。

いつもの連中がカタール(アル・ウデイド)やサウジ(プリンス・ ?????)の基地と領空を使ってイランの標的を攻撃し、アラブ対ペルシア、シーア派対スンニ派の分断統治を再燃させようとしとるな。

テヘランは数週間前、カタールとアブダビの両国と了解に達しとった。イランは凍結資金の解除と引き換えに彼らを爆撃せえへん、という約束や。リヤドとも外交関係改善と引き換えに同じ合意があった。今、パキスタンの仲介者たちが、崩れ去ったものを何とか元に戻そうと必死になっとる。

ハメネイの最後の並外れた行動

暗殺されたハメネイ師に関連する儀式が引き起こした、何百万人もの強固な国家的結束の行進の意味について、我々は何度も何度も立ち返らなあかん。

それは、20世紀後半から21世紀初頭の最も重要な精神的・政治的指導者の一人に対する、あらゆる出自やあらゆる社会階級からの敬意だけやなかった。

100ヶ国以上が儀式に高官を派遣した。グローバルサウスのそうそうたる顔ぶれが勢揃いや。ロシアはプーチンの個人的特使として政府ナンバー2のメドベージェフを派遣した。中国は議会の上層部を送った。パキスタンは首相を強力なアシム・ムニール元帥と並ばせて送り込んできた。

中央アジア、コーカサス、西アジア、タリバンの外務副大臣まで、皆そこにおった。NATOスタンから代表団を送ってきた属国は一つもあらへんかった。まあ、イラン外務省がアメリカの戦争を支持した西側諸国を招待せえへんかったからな。

それどころか、グローバルサウスの脳みそがある人間なら誰でも、これらの西側の「リベラルな民主主義」が、どうしようもなく凡庸なエリートたちによって、ニヒリズムと道徳的崩壊の最も暗い底へ突き落とされとることを知っとる。

いずれにせよ、イランは再興しつつある地域およびグローバルサウスのパワーとして、国内の結束を完全に再確認しとる。恐ろしい試練の中にあってもな。だから奴らの助けなんて要らんのや。ロシア、中国、パキスタン、トルコ、中央アジア、これらは新しいグレートゲームの決定的な写真に収まるために葬儀に出席しとる新興の多極化そのものやった。

せやから、今週イランとイラクで起きた並外れた光景を、ハメネイの最後の並外れた行動として受け止めるべきや。反骨、回復力、主権、尊厳。彼が暗殺されることがイランにとってどれほど大きな意味を持つか、その直感が彼に告げとったかのようや。

野蛮な帝国がさらけ出した卑劣さ、嘘、激しい怒りを越えて、今週はイランが確固たる文明国家としての地位を固めた歴史的な一週間として語り継がれることになるやろう。深い歴史と国家的結束を誇る、その地位をな。

バーバリがペルシア人をこれほどまでに恐れるのも無理はない。

そしてもちろん、中国の存在もある。中国は当初からほとんど死に体やった覚書を支持しとったし、テヘランがもう彼らのことなんてどうでもええと思ってる理由を今や認識しとる。

誰も見てへんうちに、北京は人民元の流動性プールを5,000億ドルに拡大し、香港に金取引ハブを立ち上げ、人民元建ての金先物を発表したんや。

中国銀行は、世界の人民元需要が貿易を越えて「投資、資金調達、価格設定」、そして極めて重要な「準備資産保有」へと拡大しとることを明確に見とる。つまり、脱ドルの加速や。バーバリどもは、厳しい現実に目を覚ます覚悟をした方がええで。

https://strategic-culture.su/news/2026/07/13/iran-war-3-0/

イラン戦争3.0

アラステア・クロック

2026年7月13日

火曜日の夜、アメリカ海軍はカタールやオマーンと連携して、イランが公式に承認した航路ではなく、オマーン領海を通るルートで4隻の船団をホルムズ海峡へすり抜けさせようとした。トランプは、故アリ・ハメネイ最高指導者の大規模な葬儀が行われている最中なら、アメリカが強引にアメリカ用の回廊を開こうとしてもイランは反応せえへんやろと踏んどった(あるいはそう吹き込まれた)んやろな。やけどトランプは、イランの皮肉を見誤った。ホルムズ海峡はイランにとっての「核兵器」なんや。イランはこれを手放すわけがない。

トランプは覚書(MoU)の第5項に明記された条件に真っ向から反して、ホルムズ海峡を通航しようとするいかなる船に対しても、イランには妨害する権利がないと主張しとる。せやけどイランは合意されたデエスカレーションの枠組みに従って行動しとるだけで、イラン側の管理メカニズムを回避する船があれば攻撃すると繰り返し警告してきたんや。

イランはホルムズ海峡の管理権に対するトランプの挑戦に対し、ミサイルで2隻を、武装ドローンで3隻目を攻撃することで直接的に応酬した。液化天然ガスを満載したカタール所有の4隻目のタンカーも炎上し、乗組員は被弾した船を放棄せざるを得んかった。

こうしたイランの反撃に、トランプはアメリカ軍によるイラン標的への空爆を命じ、イランの石油輸出に対する制裁を再導入し、自身が「イランのクズ」と呼ぶ相手と署名したMoUの枠組みを破棄した。つまり、停戦は終了や。「昨夜、奴らを激しく叩いた」とトランプはアンカラでのNATOサミットで語り、「今夜もまた激しく叩くことになるだろう」と続けた。

トランプは水曜の夜にも再びイランを攻撃した。イランがイランの回廊を回避しようとする別の船を攻撃したわけでもないのに、や。これに対しイランは、クウェート、バーレーン、UAEにある米軍基地、およびヨルダンのムワファク・アル・サルティ空軍基地に向けて弾道ミサイルとドローンを発射した。

バンス副大統領は「ホルムズ海峡を封鎖しようとすれば、アメリカ軍が反撃する。それだけのことだ」とイランに迫っとる。つまり、イランが海峡を誰に対しても完全に開放し続けるか、さもなくば火曜の夜のようにアメリカが叩き続けるか、ということや。

イランは、MoUを違反したのはアメリカの方やと主張しとる(イラン国会国家安全保障委員会の報道官を通じて)。そして、アメリカによるイランへのさらなる攻撃があれば、イランによる包括的で総力戦の奇襲攻撃で応じる、と警告しとる。さらに、核拡散防止条約(NPT)からの離脱、核ドクトリンの変更、ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡の同時封鎖といった他の選択肢もちらつかせとるわ。

つまりバンス副大統領は、イランがホルムズを制限すれば(友好国の船には開放したままでもな)、アメリカがエスカレートさせると言うとる。それに対してイランは、アメリカの攻撃1回につき2回やり返すという軍事的エスカレーションで応じ、新たな戦術に転換する可能性も示唆しとるんや。

本質的に、トランプはエスカレーションの罠にどっぷりハマってもうた。国内での支持率急落による焦りもあるんやろ。ハメネイの葬儀で注意が逸れてる隙に「手っ取り早い勝利」を得ようと小細工をした結果、自らこの状況を招いたわけや。

このエスカレーションがいつまで続くかは知らんけど、海峡が開かれることもなければ、戦前の現状に戻ることもない。イランがホルムズをコントロールする能力を維持する限り、事態が元に戻ると考える根拠はどこにもないで。

むしろ逆や。事態は進行中の経済危機を加速させる可能性が高い。サワー原油の引き出しが続き、西側の実体経済への影響が目に見えるようになるまで、経済的な痛みは強まる一方やろう。

弾薬の不足や中東からの航空戦力の引き揚げが既に始まってる今、トランプに「イラン戦争3.0」を完遂する余裕はおそらくないはずや。

この低強度の「やり返し」がいつまで続くかは、アメリカの製油所の在庫次第やろうけど、それ以上にトランプが国内で感じている「痛み」、すなわち政治的没落への恐怖と、個人的な屈辱に対する嫌悪感が鍵になるやろな。

どこで道を間違えたんか? おそらく最大の転換点は、イランの新しい最高指導者サイエド・モジュタバが、MoUに対して交渉団とは異なる見解を持っており、大統領からアメリカとの関係に関するイランの基本原則を遵守するとの確約を得た上で進めることに同意した、と声明を出した時や。

最高指導者モジュタバ・ハメネイの声明は、アメリカとイランの交渉団の両方に対して、イランのMoU承認は白紙委任ではなく、彼が掲げた10の原則に密接に縛られたものだということを突きつけた。

どこかの時点で、イランの指導部は、アメリカにハメられたと結論づけたんやろう。MoUは欺瞞やったと。

「MoU発表以来の全ての出来事は、対イラン戦争の以前のラウンドで(米イスラエルが)目的を達成できなかったという見方に立脚したアメリカの戦略を反映している。つまり、対立を一時的に停止し、再編を図り、好条件が整った時に『より徹底的に』新しいラウンドに備えるための時間稼ぎだ」と。

この評価に基づき、イランはホルムズとレバノンという構成要素こそが、西側が持続戦略として圧力を強める中、新しい戦争に突入するための不可欠な「レバレッジ」であると再評価した。その間に米イスラエルは次の戦争の準備を進めてるんやからな。

アメリカの暫定戦略は米イスラエルの目標を変えることやなくて、運用の調整や。ワシントンが必要とみなす妥協(トルコやエルドアンを通じてシリアのジョラニと関与することなど)を提供して、レバノンの状況を再編し、バンスが概説したように「どういう札が出るか評価する」ことにある。

このアメリカの新政策がうまくいくかは不透明や。世界は急速に変わっとる。中東におけるイスラエルの勝利という期待は失敗に終わった。トランプのホルムズを開放するためのMoUという小細工も失敗する可能性が高い。

対ロシア戦争や対中国の包囲網も行き詰まっており、イスラエルがアメリカに対して持っていた(これまでは揺るぎなかった)影響力も疑問視されとる。アメリカ民主党の有力者で、2028年の大統領候補候補でもあるラーム・エマニュエルは昨日イスラエルで、「イスラエルは世界の支持を失い、『地域ののけ者』となり、アメリカとの同盟は『岐路にある』」と警告した。

最後に、「ブラックスワン」が明るい海面を泳いでいるのが見える。Notus誌のエリック・カッツはこう書いとる。「アメリカ財務省内の草案レポートは、人工知能市場がもたらすリスクを警告しようとしている。その重要な側面を、2000年代初頭にアメリカ経済をひっくり返したドットコムバブルに例えている」と。

財務省のアナリストはこう記しとる。

「AI企業はドットコム時代の企業よりも深くアメリカ経済に根付いており、金融環境の変化、生産性目標の未達成、あるいは成長を阻むボトルネックが生じれば、システム全体に重大なリスクをもたらす」

「AI市場の低迷は、経済エコシステム全体に衝撃波を送ることになるだろう」

エネルギー危機に追い打ちをかけられる形でアメリカの市場が低迷すれば、トランプの再選への希望は壊滅的やろな。

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