マーク・スレボダ:「ロシアは黒海で80隻以上の船を攻撃した ― エルドアンは復讐されとる」
https://www.youtube.com/watch?v=yLfuJLQCi9o
Jamarl Thomas
本人登場、国際関係・安全保障アナリストのマーク・スラボタや。元気にしとるか、マーク?今日は調子ええか?
ジャマール、呼んでくれておおきに。この番組に出るんはいつも光栄やし嬉しいことやで。ほんで、わしは生きとるで。お前はどないや?
わしも生きとるで。息する限り、動ける限りは、まだまだ生きて動いとるっちゅうこっちゃな。ところでみんな、マークの活動はBoosty(ブースティ)で見れるで。B-O-S-T-Yや。マークは素晴らしいアナリストやから、ぜひチェックしてみてな。全部のインタビューとかもそこにあるで。ほんでマーク、まずは攻撃の話から始めなあかんな。取り上げたいネタが何個かあるんやけど、まずエルドアンの動きの話や。先週も触れとったけど、今週はもっと注目集まっとるみたいやな。ロシアがトルコに対して、一体何やっとんねんっちゅう感じで問い合わせしとるらしくて、どうやらウクライナ政府に武器を売ったり武装化したりしとるみたいやねん。それと週末に起きた話もあって、ロシアがキエフに大規模攻撃をしかけたのに防空システムが全然抵抗できへんかったっちゅう話。せやけどキエフの反撃は、わしの理解が合ってたら、週末だけで何千機ものドローンやったっちゅうことやな。
そうやねん。その数字はほんまに驚異的やで。ロシア側の発表によると、ウクライナは何千機ものドローンを発射したっちゅうことや。ほんでもう一個は戦況の話やな。実際に戦場で何が起きとるんか。どっちから話す?お前の好きな方でええで、お前の番組やし。
ほな、まずトルコの話からいこか。トルコの話はいつでも大歓迎やで(笑)。お前はエルドアンのことを「切れ味鋭い獣」って呼んどるけど、わしはいつも「蛇」って呼んどるんや。まあどっちも実質同じことやと思うわ。せやけど、どうやらエルドアンはウクライナに武器を売る動きを見せとるみたいで、これって前はあんまりやってへんかったことやな。どうやら取引は……
いやいやいや、それは全然違うで。トルコは紛争を通じてずっと、めっちゃ大量の武器をキエフ政権に売っとったんやで。装甲兵員輸送車、バイラクタル・ドローン、クラスター弾……いやいやいや、トルコは元々主要な武器供給国やったんや。
ほな何が変わったん?なんでこれがニュースになっとるん?何が変わったんかっちゅうと……ほんなら、今送られとるもんが何かっちゅう話やな?
今回はな、トルコが買うたアメリカの古い軍事在庫を送っとるんや。古いアタックムス(ATACMS)弾道ミサイルとか、M270複数ロケット発射システム12基とか、それ用の大量のクラスター弾、それに普通のロケット弾も大量に、あと砲弾なんかもいくつかあるで。
まあ一番でかいのはやっぱり弾道ミサイルやな。ロシアはこれまで、西側が「めっちゃすごい能力や」って嘆いとったアメリカ製の弾道ミサイルを撃ち落とす能力を実証してきたわけやで。ストームシャドウも撃ち落とす、アタックムスも撃ち落とす、これらの複数ロケット発射システムから撃たれた普通のハイマース・ロケットも撃ち落とす。実際、もう1年以上前の話やけど、西側メディアでも「アメリカの高性能兵器はロシアに効くけど、効かんくなるまでの話や」みたいな記事があったんや。それでわしはスタートレックのボーグの例えをようしとってな。フェイザーで3発撃ったら、向こうのシールドが適応して、それでゲームオーバーやっちゅう感じやで。ほんで、まあ70発くらいの攻撃ミサイル、弾道ミサイルってとこかいな、あとそのシステム用の一般ロケット弾がもっと大量にってとこやろ。これで紛争の方向性が変わるとか、そういうことはまずないやろな。
特にアタックムスに関しては、ロシアはほとんど撃ち落とすやろうけど、それでもいくらかの被害は出るやろな。ほんで政治的な側面もあってな、トルコもアメリカも、両方ともこの紛争で何らかの仲介者を演じようとしてきたし、今も演じ続けとるんや。まあこれはずっとバカバカしい話やったけどな。ほんでエルドアン、この「切れ味鋭い獣」は、両方の陣営でうまいことやっとって、ロシアとの貿易もずっと続けとるんやで。ロシアとトルコの間には長いこと、プーチンとエルドアンの間の紳士協定っちゅうか、暗黙の了解みたいなもんがあってな。「地政学的な違いはあるけど、それが経済関係に影響せんようにしよう、直接対立もせんとこう」っちゅう感じや。これはシリアでも、リビアでも、アゼルバイジャン・アルメニアでも、そしてこのウクライナの紛争でも、だいたい維持されてきたんや。せやけど覚えとるかもしれんけど、エルドアンはこの紛争の初期段階では仲介役を果たしとったんやで。
まず穀物合意があって、彼はその主要な仲介者やったんや。紛争の初期に、ロシアはオデッサを出入りする民間貨物船を攻撃せえへんと合意して、それが穀物合意の一部やったんやけど、それが結局NATOによる大規模な武装キャンペーンに変わってしもうたんや。武器と弾薬がオデッサに絶えず流れ込んで、もちろん貿易もその上に乗っかってな。まあそういう性質のもんやったんやけど、西側は穀物合意の条件を一度も履行せんかったんや。それはロシアの肥料に対する制裁を解除するっちゅう約束やったんやで。だってこれは全部「グローバルサウスを食わすため」っちゅう話やったやろ?ウクライナの穀物を世界市場に届けなあかん、ウクライナが世界を食わしとるんや、みたいな。まあウクライナは世界を食わす手助けをしとる、とは言えるけどな。紛争前、ウクライナは世界第5位の穀物輸出国やったんや。せやけどそういう話の中で、世界第1位の穀物輸出国が誰かっちゅうことは触れんのやな。しかもその国への制裁が穀物の流れを妨げることについては誰も心配せえへん。それがロシアなんやで。ロシアは世界最大の穀物輸出国で、特にグローバルサウス向けにはなおさらやねん。それと、ロシアの農業銀行への制裁も解除せなあかんかったんや、そうすれば穀物を届けられるからって話でな。せやけどそんな約束は一つも果たされんかったんや。結局、穀物合意はロシアが打ち切ったんやで、相手側が条件を果たしとらんかったからな。せやけど、オデッサを出入りする交通への攻撃は再開せえへんかったんや。ごくまれに、間違いなく武器満載やって分かっとる特定の船だけ狙うくらいで、それも例外中の例外やったんや。それが今ではもう完全に崩壊してもうて、今は全部通っとるっちゅう状態やで。
トルコが果たしたもう一つの大きな仲介役は、イスタンブールでの合意、崩壊してしもうたイスタンブール覚書のホストをしたことやけど、それとは別に、マリウポリ解放後のあの取引な、あれはほんまによう分からん話やったわ。アゾフの司令官たち、あの残ってた者らが捕虜になって、トルコに送られたんや。なんでロシアがそんな取引をしたんか、わしにはさっぱり分からんわ。誰も説明したことないんやけど、彼らは戦争が終わるまでそこに留まる約束やったんや。せやけど、まあ確か1年くらい経った後、エルドアンは彼らを全員キエフ政権に送り返してしもうたんやで。せやからエルドアンは、ロシアとの貿易を続けながらキエフ政権にも武器を売るっちゅう両天秤役ですら、それさえ全うできんかったっちゅうわけや。あの合意した役割、アゾフのネオナチどもを紛争終結まで留めておくっちゅう約束すら破ってもうたんやからな。
せやけどまたしてもエルドアンは、自分を演出しようとしとる。ここ数日、また黒海での停戦っちゅう案を持ち出しとるんや。もちろん彼にとっては気になる話やで、なぜならトルコ船やトルコの積荷を積んだ船が黒海で両陣営から攻撃されとるからな。両方からや。しかもトルコ人の船員がこういう民間船で死んだり、少なくとも負傷したりしとる話も聞いとる。それは黒海での貿易を混乱させるし、トルコにとっては重要なことやから、まあトルコ側からすれば正当な懸念やと言えるやろな。せやけどロシア側の主張はこうや。「わしらが先に黒海やアゾフ海で民間船を攻撃し始めたわけやない」とな。何年もそれを放置しとったんや、と。NATOとキエフ政権こそが、40日間の圧力キャンペーンの一環として、ロシアを停戦に追い込もうとして民間船を攻撃し始めたんやと。それに対してロシアは単に「やられたらやり返す」で対応しただけやと。せやけど、いつものように、この「やり返し」は「やられた」よりずっとでかいんや、10倍以上やで。ロシアはそれに対して、民間・軍事問わず全ての船舶輸送を狙うことで応じとる。まあ「民間」言うても、わしはビデオで見たことあるけど、穀物コンテナの外側にビニールでくるんだ軍事装備を積んどったりするんやからな。せやけどとにかく全部やられとるっちゅうことや。オデッサ地域の港、オデッサ、ニコラエフ、チョルノモルスク、ユジュニ、それにドナウ川の港、レニやイズマイルも先週やられたところや。ロシアは7月以降、黒海で80隻以上の船を攻撃しとる。80隻やで。せやから、こういう汚いゲームをやりたいんやったら、こっちも汚くやったるでっちゅうことや。せやけど後悔することになるでっちゅうわけや。ほんでな、今トルコ側は黒海での停戦を懇願しとるんやけど、ロシアの反応は「そんな話は相手にせえへんで」っちゅう感じやな。「もうこの道は通ったんや、二度と行かへん。お前らはあらゆる約束をして、それを破った。そんで今度はうちの船を攻撃し始めた。それでまたこの話に戻ると思うか?」っちゅうことやで。
まあもちろんトルコもエルドアンもこの状況を喜んどらんわな。国益の観点から言えば、彼の両天秤ぶりについてはいろいろ言いたいこともあるけど、黒海で大きな海軍衝突が起きんことは正当にトルコの利益にかなうことやねん。だって経済的利益の大きな部分やからな。せやけど彼はずっとこの紛争を煽り続ける役割も果たしてきたわけや。せやから、今さら文句言う正当な立場はほとんどないとわしは思うで。ただ、この動きが黒海停戦の話に対する反応の一部っちゅうのは明らかやな。この武器取引の発表は、ロシアが黒海停戦に興味なしって発表した翌日に来たんやからな。それにこの武器取引は、トルコに売られたアメリカ製の武器やから、エンドユーザー契約の関係でアメリカの同意が必要なんや。実際、これはほぼ間違いなくアメリカが後押ししとるんやで。ほんでトルコは、これに対してアメリカから何らかの見返りをもらうことになるやろな。それはほぼ確実な状況やと思うで。これはトランプ政権からのほぼ間違いない話やろうし、トルコは単にそれに乗っかっとるだけやろな。武器をウクライナに渡すことで金儲けもできるし、その上にアメリカからのおまけももらえるやろ、それはほぼ確実や。だってそれがエルドアンのやり方やからな。両方から得するようにせなあかんっちゅうわけや。ほんでロシアは言うとるんや、「お前らは両方とも、この紛争で外交的仲介者を演じるっちゅう茶番を続けとるけど、ここに来てお前らは揃って、まあどう言おうと、アメリカ製の弾道ミサイルを送っとるやないか」とな。
このアメリカ製弾道ミサイルの件については、以前から西側メディアでも明らかにされとったことやで。もう15分の記憶の穴に落ちてもうたかもしれんけど、こういう高度なミサイルシステム、GPS誘導と座標が必要なやつ、HIMARSから撃たれるアタックムス弾道ミサイルにしても、独自ソフトウェアが必要な英仏のストームシャドウ/スカルプ空中発射巡航ミサイルにしても、標的設定とコーディングのために専門家、NATOの専門家、片方はほぼ間違いなくアメリカ人、もう片方はイギリス人やろうけど、それが実際の標的設定をせなあかんのや。つまりこれは文字通り、アメリカ人がロシア国内に弾道ミサイルを撃ち込んどるっちゅうことになるんやで。これは前にも見たことがあるな、トランプが就任する前のブリンケン・サリバン政権の末期にな。プーチンは警告したんやで、「お前らは文字通り、うちの本土に弾道ミサイルを撃ち込んどるんやぞ、対応する権利は留保する」とな。せやけどトランプが就任してくることが分かっとって、当時彼が公にこれは間違いやったと言うとったから、ロシアは自制したんや。ほとんどのアタックムスをすぐに撃ち落とせとったし、大した被害も出んかったからな。トランプが最初に就任した時、その慣行は止まったんや。せやけど数週間だけ、トランプ政権下でもまたアタックムスが撃ち込まれた時期があったな。それもロシアはほぼ全部か、それに近い数を撃ち落としたと思うで。ちょうどあの呪いのゲームの騒動の頃やったかな。せやけどまたそれも止まったんや。アメリカはCIAを使った標的設定なんかは色々やっとったけど、アメリカ人が直接撃つアメリカ製弾道ミサイルっちゅうのは違う話やったんや。ほんで今回、この新しいアタックムスの供与でまたその状況に戻るっちゅうわけや。ロシアはそれを指摘しとるんやけど、彼らが実際どう対応するんかはまだはっきりせんな。アメリカに向けて弾道ミサイルを撃ち返すわけでもないし、この件でトルコと戦争を始めるわけでもないやろう。他にもできることはあるで。ロシアはシリア紛争の初期段階で、トルコに相当厳しい制裁を課したことがあったんや。トルコは経済的にロシアにかなり依存しとってな、エネルギー、特にガスの大部分はロシアから来とる、それも全部トルクストリーム経由やで。それに大きな農業セクターがあって、トマトなんかの農産物のかなりの部分がロシアに輸出されとるんや。あと観光業もそうやな、近いからロシア人がようトルコに旅行しとる。ロシアはこれら全部に制裁をかけたことがあるんや、まあガスは除いてやけど。観光ビザとか農業とか、その他いろいろにな。ロシアはトルコのために原子力発電所も建設しとるんやで、まったくもう。せやからロシアにはトルコに仕返しする経済的手段がぎょうさんあるんや。今のところ、そうする示唆はまだしとらんけど、彼らが言うとるのは「そもそもお前ら、その武器をどうやってウクライナに届けるつもりなんや?」っちゅうことやで。今、オデッサやその地域には何も出入りできとらんのやからな。列車や飛行機で運ぶのも現実的やない、まとまった量を運ぶには結局船便が必要になるんや。せやからロシアは言うとるんや、「わしらはこのゲームに付き合うたるけど、そんなもんこっちに入れさせへんで、せいぜい頑張ってな」とな。
まあロシア側のコメントはほんまに、真剣な「お前ら何しとんねん」っちゅう感じやなくて、むしろ苦々しい皮肉っちゅう印象を受けたな。「またこれか」っちゅう感じの、めっちゃ苦い感じやったで。基本的に言うとるのは、外交的解決の望みはもうないっちゅうことや。まあそれがまだ明らかやなかったとしても、こういうエスカレーションと挑発が起きるたびに、それはますますはっきりしてきとるっちゅうことやな。


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