米国はロシアに届く長距離ロケットをウクライナに送らない
火曜日、5月31、2022 - 08:37 pm
Authored by Dave DeCamp via AntiWar.com,
バイデン氏は記者団に対し、「我々は、ロシアを攻撃するロケットシステムをウクライナに送るつもりはない」と述べた。
バイデン氏のコメントは、いくつかのメディアが、政権はウクライナに多連装ロケットシステム(MLRS)を提供する方向に傾いていると報じた後に出たもので、ウクライナ当局は数ヶ月前からこれを要求していた。
ホワイトハウス関係者はその後、バイデン氏のコメントを明らかにし、MLRSを送ることはまだ検討中だが、長距離能力はないだろうと述べた。「MLRSは検討中だが、長距離攻撃能力を持つものはない」と同高官は述べた。
MLRSは長距離弾薬を装備すれば、最大190マイル離れた目標に到達することができる。しかし、米国はキエフに20-45マイルに届く短距離ロケット弾を搭載したMLRSを送る可能性があり、その場合でもウクライナに与えられる最長射程の兵器となる。
米国がウクライナに輸送しているM777榴弾砲が発射する砲弾は、約15マイル先の目標に命中する。
米国がウクライナに長距離ロケット弾の供与を検討しているという報道が出た後、ロシア政府高官はこの動きに対し警告した。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、これは「受け入れがたいエスカレーションへの重大な一歩」であると述べた。
現在ロシアの安全保障理事会の副議長を務めるドミトリー・メドヴェージェフ元ロシア大統領は、バイデン氏がロシアを攻撃できる武器をウクライナに与えないという決定を「合理的」だとし、歓迎した。
米国は、バイデンが最近署名した400億ドルの支援策の範囲内で、ウクライナ向けの新たな兵器パッケージを近く発表する予定である。
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