ドイツ、石炭に回帰
https://www.rt.com/business/557472-germany-coal-russian-gas/
2022年6月20日 11:20
ロバート・ハーベック経済相は、この決定を「苦いけれど必要である」と述べた。
ドイツは、ロシアからの天然ガスの不足を補うために、発電用の石炭の使用を増やさなければならないと、ロベルト・ハーベック経済相が日曜日に発表した政策文書(Deutsche Welleが引用)で述べている。
「ガス消費量を減らすには、発電に使うガスを減らさなければならない。代わりに石炭火力発電所をもっと使わなければならない」と同大臣は文書で述べている。ドイツは他のEU諸国とともに、「汚い燃料」の使用を抑制し、グリーンエネルギーに移行するための措置をとっている。発電にもっと石炭を使う必要があると嘆いたが、ハベックによれば、現状はあまりにも深刻である。
「苦い話だが、この状況ではガスの使用量を減らすことが単に必要なのだ」と彼は言った。ベルリンは2030年までに国内のエネルギー生産を脱石炭にすることを熱望しているが、この状況ではこの目標も変更せざるを得ないかもしれない。
大臣はまた、「より多くのガスを貯蔵施設に持ち込むべきであり、さもなければ冬は本当に窮屈になる」と指摘した。
ドイツメディアが連邦ネットワーク庁を引用して伝えたところによると、ドイツ国内のガス貯蔵施設は現時点で57%程度であるという。一方、同紙によると、ドイツ経済省は、発電所を貯蔵施設に格上げして「ガス代替備蓄」を設置する新規則の策定を進めている。このほかにも、ガスオークションやガスの追加購入のための150億円(157億4000万ドル)相当の融資など、いくつかの仕組みが検討されているという。
同大臣の発言は、ロシアのガスプロムが、ドイツの保守業者シーメンスが制裁により修理後のポンプ装置を返却しなかったため、ノルドストリームパイプライン経由のドイツへの天然ガス供給量を60%削減することを受けたものである。
しかしハベックは、この決定は政治的なものであり、モスクワのウクライナでの軍事行動をめぐるロシアと西側諸国の緊張と関連していると非難している。
「これは明らかに、(エネルギー)価格を上昇させ、われわれを分断しようとするプーチン大統領の戦略だ」と、彼は先週、メディアに対して別の声明を発表した。
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