ウクライナ議会、ロシア文化の粛清を求める新法を可決
月曜日、6月20、2022 - 10:10 午後
著者:Kyle Anzalone via AntiWar.com,
ウクライナの議会は、ロシアの音楽と書籍を制限する2つの法案を可決した。ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領がこの法案に署名すれば、ロシア文化を粛清する大きな一歩が踏み出されることになる。
最初の法案は、1991年のソビエト連邦崩壊後にロシア国籍を取得した作家に対して厳しい制限を加えるものである。ロシア市民による書籍の印刷を禁止し、ロシア、ベラルーシ、「占領されたウクライナ領」で印刷された書籍の商業輸入を禁止し、ロシア語の書籍を輸入する場合は特別な許可を必要とすることになる。
今後、ウクライナで出版される書籍は、ウクライナ語とEUの公用語でしか出版できない。ロシア語はEUの24の公用語には入っていない。その他の言語の書籍は、原語で印刷するか、許容される25言語のうちのひとつに翻訳するしかない。
この法律では、ロシアの作家がロシアのパスポートを放棄し、ウクライナの市民権を取得した場合、免除されることになっている。これらの法案は、「脱露入欧」のプロセスである。
2つ目の法律では、メディアや公共交通機関でロシア音楽を流すことを禁止している。この法律では、テレビとラジオにおけるウクライナ語の音楽と音声の割当を増やしている。
ゼレンスキーはこれらの法案に署名して立法化する。ウクライナの文化大臣であるオレクサンドル・トカチェンコ(ゼレンスキー率いる「人民の奉仕者」党員)は、この法案を歓迎した。
「この法律は、ウクライナの作家が質の高いコンテンツをできるだけ多くの聴衆と共有できるようにするためのものだ」と彼は述べた。
この法案は、ロシア文化から脱却する最初の取り組みではない。2014年のウクライナでのクーデター後、アメリカの支援を受けた政府は、ロシア語に関するいくつかの制限を可決した。2018年には、ゼレンスキー主演の映画 Love in the Big City 2はロシア語で制作されたため、上映が禁止された。
大統領として、ゼレンスキーは文化戦争を進めた。ロシア侵攻後、ゼレンスキーは親ロシアとみなされた政党から国会議員を排除した。また、ウクライナのメディアを国有化し、ウクライナの物語をさらに支配することになった。
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