ゼレンスキー、ロシアのミサイルがウクライナのショッピングモールを攻撃したと主張
https://www.rt.com/russia/557929-kremenchug-ukraine-mall-rockets/
2022年6月27日 17:10
キエフによると、ロシアのミサイルがウクライナの都市クレメンチュグのショッピングセンターを攻撃したという。
ウクライナ中央部の都市クレメンチュグにあるショッピングセンターが、月曜日にロシアのミサイル攻撃をうけたと政府が発表した後、火災に見舞われた。ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「1000人以上の市民がショッピングセンター内にいた」と述べた。州知事はその後、10人が死亡し、約40人が負傷したと報告した。
ロシアは、ウクライナでの攻撃で民間人を標的にしたことを否定している。
「占領軍は、1000人以上の市民がいるショッピングモールにロケット弾を発射した」と、ゼレンスキーは月曜日の午後に発表した。「ショッピングセンターは炎上し、救助隊が消火活動をしているが、犠牲者の数は想像を絶する。」
彼は、このショッピングセンターはロシア軍にとって「危険ではなく、戦略的価値もない」と述べた。
ウクライナの緊急サービスからの予備報告によると、午後、アムストール・ショッピングセンターで「ロケット弾による火災」が発生し、2人が死亡、少なくとも20人が負傷したという。20台の車両と115人以上の消防士が火災を食い止めるために投入された。
ポルタヴァ州のドミトリー・ルニン知事はその後、死者10人、負傷者40人以上と発表した。
現場の映像では、黒煙が上がる中、数十人の男性(多くは軍服姿)が、燃えている建物の外のほとんど人がいない駐車場を走っている様子が映し出された。
本当に1000人が施設内にいたのなら、なぜこれほどまでに車が少ないのか、説明はない。
ロシア軍は今のところ、この事件に関してコメントを出していない。しかし、複数のソーシャルメディアユーザーが、重機の製造・修理工場である「クレドマッシュ」が、そのすぐ近くにあることを指摘している。ショッピングセンターの反対側には、重機の製造・修理工場「クレドマッシュ」があった。また、近くにはロシアのミサイル攻撃の標的となることが多い鉄道の分岐点があった。
また、これまでの現地取材では、クレドマッシュは軍用装甲車の修理・改修に携わっていた。
モスクワは、ロシア軍は民間人の犠牲を避けるために細心の注意を払い、高精度の武器でキエフ政府の軍事・物流資産のみを標的にしていると主張している。
ウクライナ政府は、ロシアのミサイルがキエフの住宅を直撃し、1人が死亡、4人が負傷したと主張した。また、キエフの軍部は、飛来したロシアのミサイル6発のうち2発を撃墜したと発表した。
しかし、ロシア国防省によると、4発の精密ミサイルはキエフにあるアルチョムロケット工場(ウクライナ砲兵用の弾薬を生産)を狙ったものであった。この際、民間のインフラに被害はなかった。
ロシアのロケット弾を迎撃するために送られたウクライナのS-300防空ミサイル2基は、ウクライナのBuk 1Mシステムからの味方の攻撃で撃墜された。ロシア国防省報道官のイーゴリ・コナシェンコフ将軍は、そのうちの1基の破片が住宅の建物に当たり、民間人の死傷者を出したと主張した。
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