2022年6月1日水曜日

ロシアに対する欧米の否定的な見方は世界共通ではない 世論調査

https://www.rt.com/news/556397-russia-negative-view-west/

31 May, 2022 15:39

西側諸国はロシアに対して良くない態度をとる傾向があることが、世界的な調査で明らかになった。

ロシアに対する否定的な見方は、主に米国と同盟関係にある西側諸国に限られていることが、NATOに関連するロビー団体が実施した新しい世界的調査で明らかになった。同時に、いわゆる民主主義同盟財団は、アジア諸国がロシアに対して強い支持を維持していることを発見し、ラテンアメリカ諸国はこの問題に関して分裂しているようである。

この圧力団体は、アメリカ政府、EU、そしてウクライナのオリガルヒであるViktor Pinchukなどの資金源から資金提供を受けている。NATOの大西洋理事会と連携しており、NATOの前幹事長であるAnders Fogh Rasmussenが運営している。

ベルリンの分析会社ラタナが月曜日に発表した「民主主義認識指数」は、アジア、ラテンアメリカ、アメリカ、ヨーロッパの人口が多い53カ国を対象に、自国の民主主義の認識から他国に対する意見まで、さまざまな質問を回答者に投げかけたものである。

その結果、欧米諸国とそれ以外の国の間で、ロシアに対する態度が大きく二極化していることがわかった。欧州では、ウクライナへの軍事攻撃を受けたロシアとの経済関係の遮断に55%の国が賛成しているのに対し、アジアでは反対する国が過半数を占めた。また、中南米では意見が真っ二つに分かれた。

31カ国中、過半数の国がモスクワとの関係遮断に賛成しているが、そのうち20カ国はヨーロッパにある。ロシアに最も否定的なのは、ポーランド(87%)、ポルトガル(79%)、スウェーデン(77%)、イタリア(65%)、英国(65%)、米国(62%)、ドイツ(62%)であった。

一方、ロシアとの関係断絶に反対したのは、ギリシャ、ケニア、トルコ、中国、イスラエル、エジプト、ナイジェリア、インドネシア、南アフリカ、ベトナム、アルジェリア、フィリピン、ハンガリー、メキシコ、タイ、モロッコ、マレーシア、ペルー、パキスタン、サウジアラビアの計20カ国だった。コロンビアでは意見が真っ二つに分かれた。

また、ロシアに対して最も好意的な国として、インド、インドネシア、サウジアラビア、アルジェリア、エジプトが挙げられている。

ロシアに対しては様々な意見があるが、ウクライナに対しては強い共感を持っていることが示された。EU、米国、NATOのキエフへの支援は「少なすぎる」とする回答が46%と半数を占め、「多すぎる」とする回答はわずか11%であった。

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