ギリシャ、湾岸でIRGCに脅かされイランのオイルタンカーを解放
水曜日、6月15、2022 - 02:05 午前
テヘランがペルシャ湾のギリシャ海運に対して脅迫を行った後、ギリシャは4月から拘束していたイラン籍のタンカー船ラナ号(旧名ペガス号)を解放したと報じられた。
イランの半官半民のMehr通信は火曜日、同船は「もはや押収されておらず、その石油貨物は所有者に返却されるだろう」と発表した。同船は、米国とEUの制裁執行命令に基づき、押収されていた。
イランの港湾・海事機関(PMO)は次のように述べている。"イランの迅速かつ権威ある行動により、ギリシャ政府はついに命令を出し、我々は今、この船の押収の解除とその積荷の所有者への返還を目撃している。"
そして、ロイターは、"ギリシャの裁判所は、ギリシャ沿岸でイラン船籍のタンカーのイラン産石油貨物の一部を米国が没収することを認めた先週の判決を覆したと、この問題に詳しい3人の関係者が述べた。"と報じた。
このタンカーは当初、エビア島付近でエンジントラブルを起こした際に19人のロシア人乗組員が乗っていたことから、ロシア関連と報道され、欧州連合の制裁下に置かれた。
このように、イランとのタンカー戦争の脅威の中で、アテネが手を引いたのは、ホルムズ海峡と湾岸地域におけるイラン軍の存在を考慮に入れてのことである。先月、イラン籍のタンカーがギリシャで拘束されたことに対し、IRGC 軍が懲罰的行動としてギリシャのタンカー 2 隻を押収した。
5 月末には、タスニム通信が、ペルシャ湾に停泊中の他の 17 隻のギリシャ船籍タンカーがイスラム共和国に押収される恐れがあるとの声明を掲載した。
イランメディアは、貨物を返還するとの声明を出したものの、原油がイラン政府に全額返還されるかどうかは依然不明である。
Al Jazeeraは、"イランは、ギリシャ沖で米国に没収された石油貨物が、その押収を認める当初の判決を覆すギリシャの裁判所の判決を受けて、全額返還されることを期待していると述べた。
裁判所の判決が覆され、イラン側は湾岸でのギリシャの海運に対する攻撃的な動きが完全に正当化されたと見ている今、他のヨーロッパ諸国がイランの石油を押収すれば、テヘランは西洋や海外の船に対して同様の対応をする可能性が高くなった。
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