JPモルガンは、原油価格が1バレルあたり380ドルに達する可能性があると警告
https://dailytrust.com/jp-morgan-warns-that-oil-prices-could-hit-380-per-barrel
サンデー・マイケル・オグウ2022年7月4日(月) 03:34:26 GMT
米国と欧州の制裁により、ロシアが報復として原油供給を減らせば、原油価格は1バレルあたり380ドルと史上最高値に上昇する可能性がある
これは、ブルームバーグが見た顧客向けメモの中で、ナターシャ・カネバ氏が支持するJPモルガンのアナリストが明らかにしたものだ。
G7(主要7カ国)首脳は最近、エネルギー価格の上昇で利益を得ているモスクワに圧力をかけ、ウクライナ侵攻の資金源を断つため、ロシアの原油価格に上限を設ける計画を協議し、これがこのメモのきっかけとなった。
価格特例は、ロシアの石油輸送に対する保険や融資を一定額以上に制限したり禁止したりする仕組みで機能する可能性がある。食糧やエネルギーコストの高騰に悩む低所得国への波及を防ぐことができる。
この目的を達成するためには、G7はロシアを含む石油輸出国機構とその同盟国であるOPEC+と呼ばれるブロックの石油輸出国からの支持が必要である。
欧州連合(EU)は、年末からロシアの石油の大半の輸入を禁止する方針を崩していない。米国、英国、カナダ、日本もロシアの金の輸入を禁止する予定である。フランスもこの動きを支持した。
JPモルガンは、米国と欧州の罰則によってロシアが報復的な原油生産量削減を行うことになれば、原油価格は1バレル380ドルという史上最高値まで上昇する可能性があると警告した。
JPモルガンのアナリストは顧客向けメモで、モスクワの財政状況を考慮すれば、経済に大きな打撃を与えることなく1日の原油生産量を500万バレル削減する余裕があると述べている。
しかし、その結果は世界の残りの大部分にとってひどいものになるかもしれない。
アナリストによると、1日300万バレルの供給削減で、ロンドン原油の指標価格は190ドルに上昇し、500万バレルの削減では、1バレル380ドルの「成層圏」価格となるとのことだ。
「価格制限の最も明白で可能性の高いリスクは、ロシアが価格制限に参加せず、輸出を減らすことで報復する可能性があることだ」とアナリストは書いている。「政府は欧米に苦痛を与えるために減産で報復する可能性がある。世界の石油市場の逼迫はロシアの味方である。"
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