2022年8月14日日曜日

主要格付け機関がウクライナのデフォルトを宣言

https://www.rt.com/business/560764-ukraine-fitch-sp-default-restructuring/

2022年8月13日 10:05

主要な格付け機関がウクライナの債務不履行を宣言

世界的な格付け機関であるS&Pとフィッチは、ウクライナの最新の債務再編が苦境にあると見て、ウクライナの外貨建て格付けをそれぞれ「選択的デフォルト」「制限的デフォルト」に引き下げた。

今週初め、国営企業であるウクレネルゴとウクラフトドルは、約200億ドルの国際債の支払いを2年間凍結するよう要請した。同国の海外債権者は、利払いを停止し、債券の満期を2年延期することに同意した。

これにより、ウクライナは約60億ドルの支払いを節約できる見込みだと、ウクライナのデニス・シュミーガル首相はコメントした。

S&P はウクライナの外貨建て格付けを「CC/C」から「SD/SD」(選択的債務不履行を意味する)に引き下げた。

「発表された再建の条件と我々の基準に照らし合わせると、この取引は苦境にあり、デフォルトに等しいと見ている」と同機関は述べた。

一方、フィッチは同国の長期外貨建て格付けを「C」から「RD」(制限付きデフォルト)に引き下げ、債務の支払い猶予を窮迫した債務交換と見なした。

またS&Pは、ロシアの軍事作戦によるマクロ経済と財政のストレスが、キエフの現地通貨建て債務の返済能力を弱めることになると予想している。そのため、ウクライナの国内通貨建て格付けを「B-B」から「CCC+/C」に引き下げた。一方、フィッチは同国の国内通貨建て格付けを「CCC-」に据え置いた。

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