2022年8月9日火曜日

シーメンス、ロシア撤退でもノルドストリームのサービス継続の可能性

https://www.rt.com/business/560446-siemens-quit-russia-keep-nord/

ドイツの工業製造大手シーメンス・エナジーは、今年中に同国での事業を停止する計画にもかかわらず、ロシアの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」のサービスを継続する可能性があると、同社のクリスチャン・ブルッフCEOが月曜日に述べた。

「欧州への安定したガス供給を確保するため、ノルドストリーム1の機器の整備など、ロシアでの既存事業の一部は継続できる」と、通信社タス通信の報道を引用して述べた。

シーメンスは、ノルドストリーム1のポルトバヤ圧縮機ステーションのタービンの保守を担当しており、現在、修理後の部品の1つをロシアに返却している最中である。しかし、制裁措置のため、機器の納品はここ数週間遅れている。このタービンは、まずカナダで修理を受け、その後ドイツで輸送が滞り、現在に至っている。

また、ブルッフは月曜日に、ロシアからの撤退計画により、同社の純損失がこれまでの予想より深くなる見込みであると警告している。

同社が月曜日に発表した声明によると、シーメンスはこの秋にロシアからの撤退を完了させる意向だ。

「シーメンス・エナジーは、2022年第3四半期[2022年4月〜6月]にロシアでの事業再編を開始。今年度末には完了する予定」と声明は述べている。


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