ロシア、カナダへの制裁リストを公開
https://www.rt.com/russia/566519-carrey-atwood-bandera-sanctions-canada/
2022年11月14日 17:20
俳優のジム・キャリー、ジャーナリストのスティーブ・バンデラ、小説家のマーガレット・アトウッド、アルバータ州のダニエル・スミス州首相など100人の名前が、モスクワの制裁対象カナダ人リストに加えられた。これらの人物の多くは、ウクライナのために活動をしてきた。
ロシア人ブラックリストの最近の拡大は、「ジャスティン・トルドー首相政権が現在行っている」「ロシアの指導者、政治家、議員、ビジネスマン、専門家、ジャーナリスト、文化人、ロシア嫌いのカナダ当局が好ましくないと考える人物」のブラックリスト化に対応するものだと、同省は述べている。
キャリーは、このリストの中で最も有名な人物の一人である。カナダ出身のこのコメディアンは1990年代に有名になったが、現在はほとんど俳優業を引退しており、リベラルな大義のために絵画や政治活動を好んで行っている。
ロシアのブラックリストには、「ハンドメイドテイル」の著者で、同じく率直なリベラル派の活動家であるマーガレット・アトウッドと、テレビシリーズ「バイキング」で知られるウクライナ人のキャサリン・ウィニックが加わった。
その中でも最も著名なのは、CTVのジャーナリスト、ステファン・スティーブ・バンデラ。ウクライナ民族主義組織(OUN)のリーダー、ステパン・バンデラの孫である。
第二次世界大戦中、OUNの過激派組織であるウクライナ反乱軍(UPA)は、80万人以上のユダヤ人の大量殺害と4万人以上のポーランド人の虐殺でナチス・ドイツに協力した。しかし、現代のウクライナはバンデラを英雄として崇めている。
ブラックリストの最高位は、10月にアルバータ州の首相に就任した保守党の政治家、ダニエル・スミスだ。彼女は4月にウクライナの中立を主張したが、就任後1週間で撤回した。アルバータ州はウクライナ系住民が多い。
トルドー首相は3月、モスクワから「ロシア恐怖症の怒り」で米国と張り合おうとしていると言われ、制裁を受けた。副官クリスティア・フリーランドは、2014年からロシアの制裁を受けている。彼女は、占領下のポーランドの都市クラクフで親ナチ・反ユダヤ主義の新聞を発行したミハイル・チョミヤクの孫娘である。
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