ドイツ人は自国が機能不全に陥りつつあると考える
https://www.rt.com/business/568933-germany-economy-dysfunctional-state/
2022年12月26日 12:49
エネルギー危機の解決に失敗したベルリンは、ドイツ経済を破綻させかねない、と連邦議会副議長が警告を発した。
ドイツは、現在のエネルギー危機に対して政府が実行可能な解決策を見いだせないために、破産する深刻なリスクに直面していると、連邦議会副議長でFDP議員のウォルフガング・クビッキ氏が全国日曜紙「ビルト・アム・ゾンターク」に掲載されたインタビューの中で述べた。
同氏によると、ドイツ人は今、自国が「機能不全国家になりつつあるとの印象を抱いているという。
「インフラ、エネルギー価格、連邦軍(国軍)が我々を守れないことなどは、ドイツ当局が直ちに行動を起こすべき課題であり、さもなければ物事がうまくいかなくなる」と述べた。
クビッキーは、カタール、アラブ首長国連邦、米国から液化天然ガス(LNG)を「多額の資金」で購入する一方で、「純粋にイデオロギー的な理由」でドイツ国内の安価なシェールガスの採掘を拒否していることについて、ロベルト・ハベック経済大臣を非難した。
さらに、ドイツ当局がエネルギー危機に直面しながらも稼働を続けるべき原子力発電所へのアプローチを見直すべきだとした。
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ロシアからのガスや石油の供給はもういらない。同時に、『グリーン』な友人たちは石炭火力発電所を再稼働させ、原子力発電所の合理的な延命を妨げている」と、クビッキ氏はハベック氏の今回の決定についてコメントした。
同議員は、エネルギー危機に直面している政府の戦略を変更し、過剰な財政支援を拒否するよう求めた。
「エネルギー危機対策の一環として何年も金を出し続ける政策を続けるなら、国家社会主義とは言わないまでも、国家破綻の危険性がある」とクビッキは警告した。
副議長によると、エネルギー危機の中でベルリンがエネルギー資源の追加購入に使おうとしている資金は、もともと他の分野への投資に充てられる予定だったものだという。
「このお金は印刷したり、税金でまかなったりすることはできない。他の分野を支援する資金が不足する恐れがあるため、財政危機の状態を長く続けることはできない」と述べた。
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