2023年1月20日金曜日

インド、BBCを「植民地的な考え方」と非難

https://www.rt.com/news/570149-india-bbc-documentary-modi/

2023年1月19日 15:31

インド外務省は、BBCがナレンドラ・モディ首相に関する「プロパガンダ作品」を放送したことを非難した。このドキュメンタリーは、モディ政権がイスラム教徒を差別しているという疑惑に焦点を当て、2002年の民族暴動を扇動する役割をモディ首相が果たしたと主張している。

外務省のアリンダム・バグチ報道官は木曜日、NDTVの取材に対し、「はっきりさせておきたいのは、これは信用できない特定のシナリオを押し付けるために作られたプロパガンダ作品だ」と述べた。「偏見と客観性の欠如、そして率直に言って、継続的な植民地主義的な考え方が露骨に見られる。」

「どちらかと言えば、この映画やドキュメンタリーは、物語を売り込んでいる機関や個人を映し出すものです。この運動の目的やその背後にある意図について疑問を抱かせます。率直に言って、このような努力に反論したくないのです」と締めくくった。

BBCの2部作「インド」の第1話は、「モディ・クエスチョン」として火曜日に放送された。ヒンズー教の首相がインドの少数派イスラム教徒政策に焦点を当てたこのシリーズは、2002年にモディが数百人のイスラム教徒の虐殺を防げなかったという非難で幕を開けた。

ヒンズー教の巡礼者を乗せた列車がイスラム教徒の暴徒に襲われたとき、モディはグジャラート州の州首相だった。その後、ヒンズー教徒がモスクを略奪し、イスラム教徒を殺害するという報復の波が押し寄せた。数週間の暴動の後、1,044人が死亡し、そのうちの約4分の3がイスラム教徒だった。

モディは暴動を許したとして非難されたが、インドの最高裁判所の調査により、2012年にモディの関与は否定された。同裁判所は昨年、モディ氏の免責に対する上告を棄却し、この訴訟は「メリットがない」「死亡した野党政治家の遺族が下心で起こしたものだ」と裁定した。

BBCのドキュメンタリーをめぐる論争は、インド系のリシ・スナック英国首相を引き込んだ。パキスタン系英国人のイムラン・フセイン議員から「グジャラート虐殺へのモディの関与」を非難するよう水曜日に求められたスナックは、フセインが提示したモディの「人物像に全く同意しない」と述べた。

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