2023年1月20日金曜日

メドベージェフ大統領 ウクライナでのロシアの敗北は核戦争を意味すると警告

https://www.zerohedge.com/geopolitical/medvedev-warns-russias-defeat-ukraine-would-mean-nuclear-war

金曜日、1月20、2023 - 05:00 AM

暴言者の元ロシア大統領で現安保理副議長のドミトリー・メドベージェフ氏は20日、ロシアが敗北寸前になれば、核戦争が起こる可能性が高いとし、西側諸国に対して警告を発した。メドベージェフ大統領は、メッセージアプリ「テレグラム」への投稿で、このようなコメントを発表した。「通常戦争での核保有国の敗北は、核戦争の引き金になるかもしれない。」

「核保有国は、その命運がかかった大きな紛争に負けたことがない」と、以前はプーチン大統領と比較してよりハト派的と見られていた元大統領は付け加えた。メドベージェフ大統領のコメントは、西側諸国の国防指導者が金曜日にドイツのラムシュタイン空軍基地で開催される主要会議のニュースに反応したものであった。

「明日、NATOのラムシュタイン基地で、偉大な軍事指導者たちは、新しい戦術と戦略、そしてウクライナへの新しい重火器や攻撃システムの供給について議論する。」

ドイツでの会議には、NATOを中心とする約50カ国の軍司令官や高官が参加し、ウクライナへの軍事的・戦略的支援の前進について合意を得ようとするものだ。

議論の中心となるのは、重戦車や長距離ミサイルシステムの提供の是非であり、ゼレンスキーが「空の閉鎖」への支援を執拗に要求していることから、航空機の問題もある。

少なくともある著名な国際報道機関によれば、西側同盟国が金曜日の会談に向けて準備を進める中、クレムリンはメドベージェフの暴論的核発言を支持した。

クレムリンは、メドベージェフの発言はモスクワの原則に完全に則っているとし、すぐに支持を表明した。

モスクワの原則では、「国家の存立が脅かされる場合、通常兵器によるロシア連邦への侵略」の後に核攻撃を行うことが認められている。

メドベージェフは、11カ月に及ぶ紛争の大半を通じて、核兵器によるハルマゲドンを提起してきた。彼は通常、西側のエスカレーションに対して、クレムリンの「最悪のケース」、つまり最もエスカレートした考え方を代弁している。彼の言葉はしばしば、モスクワの視点から見た「大きな棒」的なアプローチを表している。

ダボス会議の後方政治的な好事家たちは、こう繰り返した。「平和を実現するためには、ロシアは負けなければならない。」核保有国が通常戦争に負けると核戦争になることを、誰一人として理解していない。核保有国は、その運命に関わる重要な紛争で敗北したことがない。

- ドミトリー・メドヴェージェフ (@MedvedevRussiaE) 2023年1月19日

こうした警告にかかわらず、西側諸国の間では、ウクライナに重戦車が必要であるというコンセンサスが高まっている。現時点では、ボリス・ピストリウス新ドイツ国防相が就任するまでの間も、ワシントンとベルリンに注目が集まっている。

ロイド・オースティン米国防長官は、ドイツ製戦車のウクライナへの供給に関する重要な協議を前に、新しいドイツ側担当者との最初の会談で、ベルリンがワシントンの最も重要な同盟国の1つであることに変わりはない、と述べた。

オースティンは、ボリス・ピストリウスとの会談の冒頭で、「ウクライナの自衛を強化するためにドイツ政府が行ってきたすべてのことに感謝したい」と述べた。

NATOのジェン・ストルテンベルグは、木曜日にウクライナ戦争について語った際、「武器は平和への道だ」と述べた。

オーウェル的というと陳腐だ。これは「ダミーのためのオーウェル」みたいなものだ https://t.co/dJvsgNRrQN

- マイケル・トレーシー (@mtracey) 1月 19, 2023

金曜日のラムシュタイン会議から何が出てくるかによって、今後の戦争の行方が決まるような気がする。一方、モスクワの雰囲気は...。

モスクワのビルの屋上に設置されたPantsir-S1対空システム。

これが計画なのか? pic.twitter.com/FLA96HXxrP

- ウォー・モニター (@WarMonitors) 2023年1月19日

クレムリンは神経質になっているようだ。

モスクワでは、パンツィールS1対空ミサイルシステムがテテリンスキー通り8番地の屋根に設置された。 pic.twitter.com/JasZ2WpYh7

- ロバート・ヴァン・デル・ヌールダー (@g900ap) 2023年1月19日

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