2023年1月14日土曜日

RTポッドキャスト:性転換手術と後悔

https://www.rt.com/podcast/569581-walt-heyer-transitioning-regrets/

アメリカでは今、生死を分ける問題である性転換手術が推し進められようとしている。推進派は、10代の若者に「ジェンダーを肯定する」医療を許可することで、彼らが自殺するのを防ぐことができると主張している。しかし、こうした手術を宣伝する医師や病院が増えるにつれ、10代の頃に受けた手術について語る大人も増えている。すべては心の健康のためなか、それとも医療業界が収益を上げるための単なる手段なのか?世界各国はトランスジェンダー手術にどのように取り組んでいるか?今回の「the 360 View」では、ウォルト・ヘイヤーに、男性から女性へ移行した自身の体験と、8年後に移行を後悔し、生まれた時の性別に戻った理由について話を聞いた。

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【考察】

ウォルト・ヘイヤーという人は現在82歳かなんかで、女性になりたいと手術をし、その後男性に戻る手術をした。いまは性的アイデンティティーに悩む人たちのカウンセラーとして、彼が話したほとんどの人たちは、本来のジェンダーを選択するという。彼自身がなぜ女性になりたいと思ったかという経緯に気づいたのはずいぶん後のことで、幼少時に母親が手に包丁を持ってアル中で暴力的だった父親を追っかけ回したのを見た。そのトラウマから、男性ではダメだ、女性にならないといけないと思うようになった、という。

カウンセラーとして彼は対話相手に、本当の問題は何なんだろう?性転換することでそれが本当に解決できるのだろうか?と問いかける。同時に彼は、政界とメディア業界に数十億ドルをばらまいている整形医療団体に批判的である。

「性転換をすることはできない。誰にもできない。いわゆる性転換手術とは、本来のジェンダーが生まれながらにしてもつ生殖器官を破壊し、ホルモンを投与して見かけを変えるだけにすぎない。それはその人だけでなく、つぎの世代の破壊行為でもある」と彼は言う。

NHKはロシアが図書館で村上春樹(等)のLGBTを推奨する図書を除籍したと報道する。確かにロシアはいま、西欧の文化運動、特に文化運動の皮をかぶった政治的・経済的動向に対し、ロシアの伝統的価値観を前面に押し出している。

個人的にロシア推し、というよりもどっちかというと、世界有数の腐敗国家ウクライナを一夜にして称賛するようになり、有色人種なのにG7などという白人団体に加わって天よりも高い鼻をすんすんさせ、憲法第9条があるのに戦争準備に余念がない日本政府の政策が気に入らないだけの我が輩だが、LGBTのみならずあらゆる少数者が、職業や出身地や収入や学歴に関わらず、人間として個性や性的傾向を尊重されるのはとてもいいことだと思う。

いまのロシア人は概してこなれたカルチャーを持っていて、アメリカ政府とアメリカ人をちゃんと区別しているし、ウクライナ政府とウクライナ人もちゃんと区別しているようだ。ローマ法王が「チェチェン人とコサックは残虐だ」と放言した時も、「チェチェンもコサックも我々の兄弟姉妹なんですけど何か?」と即座に反論する健全さだ。ロシアでLGBTが差別されませんように。

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