ウクライナ政府 病院爆破の大規模な煽動を計画=露国防省
https://sputniknews.jp/20230206/14828623.html
2023年2月6日, 00:26 (更新: 2023年2月6日, 01:14)
ウクライナ政府は自国の管轄下にあるドネツク州クラマトルスク市の麻薬患者・がん患者治療クリニックなど複数の病院で爆破を計画しており、その後、ロシアに偽の戦争犯罪を着せようと画策した。2月5日、ロシアがウクライナに設置する人道問題即応本部が発表した。
ウクライナ政府は自国領内で破壊工作を行い、それをロシアの「戦争犯罪」に仕立てる目的で、病院および麻薬患者、がん患者の治療クリニックで爆破の工作活動を計画した。
破壊工作を行う場所としてウクライナ政府はクラマトルスク市にある麻薬患者治療クリニック、がん患者治療クリニック、第1市民病院を選択。これらの場所を爆破し、ロシア軍が民間施設を爆撃したと偽の情報を流布しようと計画した。
ロシアがウクライナに設置した人道問題即応本部は、「西側諸国のメディアは、(ウクライナ軍の工作活動による)クラマトルスクの医療施設爆撃をロシア軍による新たな『残虐行為』として描き、国際社会に対してロシアへの報復と、ロシア領内を攻撃するためとして、ウクライナへの長距離ミサイル供給を加速するよう要求するだろう 」と発表した。
ウクライナの標的に選ばれたクラマトルスク市にはすでに、ウクライナ軍に随行されるかたちで西側のメディアのジャーナリストらが到着した。
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ウクライナ軍がドンバスでドローン投下型化学兵器を使用、DPR長官が発表
ドンバス人民軍とロシア正規軍は、昨年春からウクライナの化学兵器使用準備の疑いがある証拠を発見し始めた。キエフとその西側スポンサーは、ロシアが存在しない化学兵器を使用したか、または使用する準備をしていると非難し、反論を発表した。
ドネツク人民共和国代表デニス・プシーリンは、ウクライナ軍がドンバス前線のアルチョモフスクとウグレダル方面で化学兵器を使用したことを発表した。
プーシリン氏は、月曜日のロシアメディアのインタビューで、「我が軍の声明と、そのような情報を持ってきた司令官によると、アルチョモフスク方面だけでなく、ウグレダル方面でも、化学物質が使用されて軍人が病気になった事実がある」と述べた。
プーシリン氏は、少なくとも3週間前からそのような報告を受けていると述べた。「彼らは無人機から我が軍の場所に(化学兵器を)投下している」とDPRの代表は明言した。
その日のうちに、プーシリン氏の顧問であるヤン・ガギン氏も同様に、ウクライナ側による化学兵器の使用についてロシアのメディアに語り、使用されている薬剤が一部の戦闘員に激しいめまい、吐き気、嘔吐を引き起こしていると述べた。
ガギンは、化学兵器が以前からウクライナ側によって使用されており、攻撃は「吐き気、窒息、咳を引き起こす物質として前線全体にわたって行われており、化学物質は無人機に設置した特殊容器から噴霧されている」と指摘した。
世界保健機関によると、めまい、吐き気、咳などの症状は、致命的となりうる神経剤にさらされた兆候である可能性があるという。
この当局者によると、一部のウクライナ軍はこうした違法兵器の保有をネット上で公然と自慢しており、特別設計のドローンや輸入したガスグレネードの動画をSNSに投稿しているという。ガギン氏は、これらの違法な兵器の使用に関する情報を体系的に収集し、国連に送るよう促した。
ロシア軍とドンバス軍は、昨年春からウクライナの化学兵器使用計画疑惑について報道を始めた。昨年モスクワ郊外で開催された陸軍2022博覧会で、ロシア軍はマリウポルで捕獲したDJI Agras T30無人航空機や、ドイツとチェコが軍事援助としてキエフに送ったガスマスクなどの防護具のデモを行った。DJIのドローンは農業用に開発されたもので、噴霧器のほか、カメラや航法装置などが搭載されているのが特徴。
ロシア軍に対して化学兵器が配備されることへの懸念に加え、モスクワは定期的に、キエフによる重要インフラや市民に対する挑発行為にこれらの兵器が使用される可能性があり、ロシアの戦争犯罪を非難することへの懸念を表明している。
化学兵器とともに、ロシア軍は、米国が資金提供して運営するウクライナの大規模な病原体研究および生物兵器プログラムについて、当局者、国民、国際社会に対して定期的に説明してきた。
ウクライナとロシアは、生物兵器条約と化学兵器条約に加盟しており、これらの条約は、両国の軍事生物・化学兵器研究および備蓄活動を厳しく制限するように設計されている。ロシアは2017年にソ連時代の最後の化学兵器備蓄を解体した。ウクライナも現時点では化学兵器の保有を宣言していない。
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