2023年4月17日月曜日

スプートニクのウクライナ戦争関連日本語記事3つ

https://sputniknews.jp/20230416/15699250.html

米国防総省は重い装備品を増やして過ちを犯した=米軍退役大佐

2023年4月16日, 20:36 (更新: 2023年4月16日, 20:37)

米軍退役大佐のダグラス・マクレガー氏は、ジャーナリストのナタリー・ブルネル氏のインタビューで、米当局が武器システムの開発計画で過ちを犯したことがウクライナ危機を背景に明らかになったと語った。

マクレガー氏によると、米国防総省の予算がそれに左右される米国経済が危機的な状況にある中で、これは特に危険だという。

同氏は、現在の米軍の軍備は第二次世界大戦から悲劇的なほど変わっていないと指摘し、「私たちは未だに水上艦隊、空母戦闘グループを構築している」が、それらの装備品は「あまりにも重くて移動するのも持ち上げるのも大変だ。さらに悪いのは、世界はもはやこのような戦い方をしていない。これは我われが注意を払うべきことの1つだ。ウクライナで起きていることは物事に対する私たちの見方を根本的に変えている。これは大きな問題だ。」と語った。

マクレガー氏はまた、米国は未だに誤ってロシアを旧ソ連とみなし、ロシアを冷戦のプリズムを通して見続けており、それが正常な関係の構築を妨げていると述べた。

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「ジャベリンよりも優れている」 米国の専門家が西側戦車を破壊するロシアの兵器について語る

2023年4月11日, 16:17

ロシアの対戦車ミサイルシステム「コルネット」は西側の戦車にとって危険な存在だ。専門家のガイ・マッカードル氏が、米誌「ニューズウィーク」のインタビューでこのような考えを示した。

同誌がロシア軍の戦闘訓練センター長であるエフゲニー・アリフリン氏の話を引用したところによると、ロシアはウクライナで西側の戦車と戦うための特別グループを準備しているという。

マッカードル氏は、ロシアの「戦車ハンター」はコルネットで武装する可能性が高いと見る。コルネットは米国の対戦車ミサイル「ジャベリン」とほぼ同様のもが、有効射程はジャベリンの2倍。敵に向けて発射する際には、その飛距離を延ばすことができる。同氏は、ウクライナに供与された西側の戦車は、強力な保護を提供するダイナミックアーマーを装備しているが、「破壊できない戦車はない」という。

スプートニクは先日、米国はウクライナ支援の一環として、「ロシアとの第三次世界大戦のために」特別に設計された戦車「M60」を供与したニュースについて報じた。

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https://sputniknews.jp/20230406/15572340.html

軍事アナリスト 米国はまだ中露に対して長期にわたる戦争を行う準備ができていない

2023年4月6日, 09:03

ウクライナ紛争により、米国の軍産複合体が多くの問題を抱えているという事実に誰もが目を向けるようになった。米戦略国際問題研究所の軍事アナリスト、セス・ジョーンズ氏が、米誌「フォーリン・アフェアーズ」の記事でこのように述べた。

ジョーンズ氏は、ロシアの特殊作戦開始。それが米政権はウクライナ政府にジャベリン対戦車ミサイルシステムから高機動砲ロケット砲システム、スティンガー対空システムまで、膨大な量の武器を提供したという。この軍用装備はウクライナ軍がロシアの攻勢を食い止めるのに役立ったが、米国自身にとっては高い代償を払うことになった。ウクライナ軍がウクライナで弾薬を消費するスピードと、米国の武器輸出における前例のないペースは、米国の軍需産業に大きな負担をかけ、中国とロシアに対する米国防総省の計画を実行する目的の弾薬が軍の倉庫だぐに不足すると、ジョーンズ氏は警告する。言い換えれば、軍需産業基盤は、今日、米政権が中国とロシア政府に対して長期にわたる戦争を行えるようにはなっていない。同氏は、最も重要な武器と弾薬システムを十分に生産しなければ、米国はこの対立で敗北する恐れがあると断言する。

ジョーンズ氏は、激化するアジア情勢に米国の新たな脅威を感じている。もし、この地域で戦争が勃発すれば、米国の軍需産業はより多くの問題に直面するという。西太平洋と台湾での軍事行動をシミュレートした結果、米軍は3週間の紛争で5000発以上の様々なタイプの長距離ミサイルを使用しなければならないことが分かった。同紙によると、現在の米国の軍需産業は、これほど速い弾薬の消費スピードに対応できていない。

ジョーンズ氏は、米国が将来、同様の問題を回避できるのは、米国が以前実施したような短期間の戦争だけでなく、中国やロシアに対する抑止力や戦争に必要な最重要兵器システムや弾薬を十分に生産することを保証する新しい軍事開発戦略を採用した場合のみであると確信する。同氏は、このような変化がなければ、米国は長期の戦争を行うことができなくなると語った。

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https://sputniknews.jp/20230331/15508065.html

ウクライナに供与されたレオパルト戦車は奇跡の兵器ではない=チェコのシェディヴィ将軍

2023年3月31日, 16:17

ウクライナに供与されたドイツ製戦車「レオパルト2A6」は「奇跡の兵器」として紹介されているが、これは明らかにその能力を過大評価である。チェコ軍の元参謀長イルジ・シェディヴィ将軍がチェコ誌「Czdefence」のインタビューでこのように語っている。

シェディヴィ氏は、トルコがシリアでの「イスラム国」(ロシアで活動が禁止されているテロ組織)に対する作戦でレオパルト戦車を使用した際に、トルコは少なくとも10両損失したという。

同氏はまた、「世界最高」といわれている米国製戦車「エイブラムス」についても言及した。エイブラムスがウクライナに到着するのは早くても1年後。エイブラムスはウクライナを助けるが、5月か6月に戦場に投入されたとしても時期としては遅すぎる。

ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相の背後には、同国が2023年3月にNATO加盟国から欧米の政治家がこういった自国の物資を過大評価することは、ウクライナの実情に無知であるためだとシェディヴィ氏は見る。さらに、ウクライナ当局が前線で損失なく「勝利」しているという、事実と異なる発言をしていることを批判する。

2月、ロシアミサイル砲兵科学アカデミーのコンスタンチン・シブコフ副学長はトルコ紙「Aydinlik」でのインタビューで、レオパルトやエイブラムスなどの戦車は非常にパワフルな戦車だが、戦場では砲兵や航空隊のサポートが必要だという。


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