ロシアの外貨準備高が6,000億ドルを突破

https://www.rt.com/business/574684-russia-international-reserves-surge/

2023年4月13日 16:53

ロシアは外貨準備の蓄積を続けており、中央銀行の木曜日の報告書によると、備蓄量は4月7日現在で6008億ドルに増加した。

同機関によると「市場の再評価が進んだ」ため、国際準備の量は3月31日から69億ドル（1.2％）増加した。

保有資産のおよそ半分は、ウクライナ紛争をめぐる対ロシア制裁の一環として、3月上旬に欧米の中央銀行によって凍結された。凍結に加え、欧米諸国は資金の運用に関わる業務を禁止していた。

直近の数字は、2月18日に同国の外貨準備高が6432億ドルと歴史的な高水準に達した1年前よりも低い。

ロシア財務省は、ロシアは豊富な外貨準備のおかげで制裁に対処できると述べた。

ロシアの外貨準備高は、金、IMFの特別引出権（SDR）、国内で保有する外貨と金現物で構成されている。

欧州委員会のアーシュラ・フォン・デア・ライエン委員長は先に、凍結されたロシアの国有資産と民間資産から投資ファンドを設立し、その利益をウクライナの紛争後の復興に充てることを提案した。

モスクワは、自国資産の凍結を繰り返し「窃盗」と呼び、国際法に反すると警告してきた。クレムリンによれば、対ロシア制裁戦争で米ドルが武器として使われたことで、国際準備通貨という考え方そのものが信用されなくなった。