2023年4月22日土曜日

スコット・リッター:ウクライナはナチス

https://sputniknews.jp/20230218/15007591.html

2023年2月18日, 20:05

米海兵隊元将校で現在、軍事評論家のスコット・リッター氏はYouTubeチャンネル「Naturalist Capitalist」からのインタビューに、かつてナチズムを相手に戦った米国が、今や「キエフのナチ政権」に致死兵器の入手を助けていると懸念を表明した。

リッター氏は、ウクライナ軍の戦闘員に会って、まず目につくのがナチスのシンボルがいたるところで用いられていることだと指摘する。またウクライナ軍の兵士らが賛美して歌うステパン・バンデラをリッター氏は「ヒトラーに心酔したならず者」だったと言い切る。現在、英国で戦車チャレンジャー2の使用訓練を受けているウクライナ兵を見れば、意外なことがたくさん見えてくるかもしれない、とリッター氏は言う。 例えば、CNNがウクライナ軍人らを撮影した映像には、彼らが挨拶する際にまず手を振り、それから典型的なナチ式の敬礼をする姿がとらえられた。ただしこの映像はすぐにネットから削除された。

ウクライナ軍がナチス的性質であることがはっきり証明された、もうひとつの場所はドイツで、ウクライナ人が独戦車レオパルト2の操縦訓練を受ける軍事基地だった。リッター氏の話では、独軍はウクライナ兵が寝泊まりする兵舎に次のような張り紙までせざるを得なくなった。「親愛なるウクライナのお客様! お願いですから、戦車がドイツ領内にある間は、車体にはハーケンクロイツや(ナチの)十字架を描かないでください。描くのはウクライナに帰ったらにしてください」リッター氏は、ウクライナ軍人らは「ナチス、紛れもないナチス」だと辛辣に言う。

だがリッター氏が最も耐え難いとするのは、キエフ政権のナチス的性質を米国が認識していた事実である。ちなみに2014年のマイダン国家転覆でウクライナの政権を強奪したのは、米国が自ら選び、金を出してやった者たちだった。「米国人自身が、ウクライナの新政府のメンバーを選んだ。ヴィクトリア・ヌーランドは、失脚したヤヌコビッチ大統領が国外逃亡する前の段階で、すでに電話で指示を出していた。その際、ヌーランドは、自分が選んだ人々が『スヴォボーダ』(自由の意)という極右運動と密接に関係していることを知っていた。『スヴォボーダ』は、ヒトラーに仕えたウクライナの民族主義者ステパン・バンデラの思想を信奉している。バンデラは、何万人ものユダヤ人と何十万人ものポーランド人、ロシア人を殺戮した人物だ。今日ウクライナを支配しているのは、まさにこうした本物のナチスだ」リッター氏はこう語った。

「我々にはナチスと戦った時代があったではないか。我が国の最大の目的が『ナチスドイツの破壊』だった時代があったのに。ところが今、私たちがしていることときたら、ナチス政権が軍事的支援を受けるためにただ」全力を尽くしている。この現実が分からない人がいるとすれば、その人は盲目だ」リッター氏はこう結論づけた。

リッター氏は、アンゲラ・メルケル独前首相とフランソワ・オランド元仏大統領が偽善的にミンスク合意の実施に取り組んでいるとロシアに保証しておきながら、ロシアとの戦争に向けてウクライナを準備していた事実を激しく糾弾している。

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https://sputniknews.jp/20221213/14225097.html

米国、西側のメディア ウクライナのナチスを支持、残虐行為を黙殺

2022年12月13日, 14:42

米国のマスコミ、巨大IT企業はウクライナでの紛争がエスカレートした後、個人的な利益追求のためにウクライナの政権とナチスの武装集団を支援し、ウクライナ軍が犯す軍事犯罪を黙認する米国人エリート政治家らに露骨に味方した。アル・ビエネンフェルド評論員はこうした記事を米国の日刊オンライン雑誌「アメリカン・シンカー」(American Thinker)に寄稿した。

ビエネンフェルド評論員は、今のウクライナのカタストロフィーの原因には2014年、オバマ政権がキエフで扇動したクーデター事件が潜んでいると確信している。米国はこうした扇動を起こす豊富な経験を有しているからだ。ベトナム戦争の当初では、自国の軍艦が襲撃を受けたと捏造し、イラクでもありもしない大量破壊兵器が存在すると主張して、米国は正当化を図っている。2014年、オバマ政権はウクライナでの非合法的なクーデターをあからさまに支持。合法的な選挙でウクライナ国民に選ばれた、当時のヤヌコーヴィチ大統領は政権から力づくで引きずり降ろされた。ところが米国民はその血塗られたやり方を民衆の手による革命だと思い込んでしまったと、ビエネンフェルド氏は強調している。

ここでビエネンフェルド氏は公平を期すために、2014年当時、欧米の一部のジャーナリストらは事件の真相や、ナチスのシンボルをつけたウクライナの戦闘員が行った残虐行為を伝えようとしたが、誠実なジャーナリズムの声はすぐにかき消されたと指摘している。ロシア軍との物理的な対決は望まない欧米諸国はロシアに対し、制裁と情報戦を開始した。巨大IT企業はインターネット上に、ウクライナをロシアの侵略の犠牲者に、そしてプーチン大統領を悪の象徴に仕立てた偽のプロパガンダを大々的にばらまいた。圧倒的多数のメディアは公然と反ロシア側に立ち、ロシア軍による残虐行為だけを書き立て、ウクライナ軍人らの行う拷問や殺害については口をつぐんでいる。ビエネンフェルド氏は、ようやく最近になって国連が、ウクライナ軍によるロシア兵の処刑場面を映した動画が本物であることを間接的に認めたと指摘する一方で、西側諸国がウクライナ軍の戦争犯罪を隠蔽しようと躍起になることはウクライナ軍の行為と同じくらい、いやらしい行為だとの見方を表している。西側のメディアはウクライナ軍による残忍な処刑場面の動画を広範に報じようともせず、ウクライナ軍人に取材し、動画の信憑性の否定に回った。

実際にはビエネンフェルド氏も書いているように、米国務省、CIA、NATOは2014年のクーデターの前からウクライナの武装化を始め、10万人規模の、紛れもないナチス武装組織の「アゾフ大隊*(*ロシアでテロ組織認定)」を自らの手で作り上げていた。まもなく、ウクライナで指導する米国人インストラクターらの写真がネット上に現れはじめた。ビエネンフェルド氏はこれについて、ベトナムで起きたことと全く同じで、内戦が米国との本格的な戦争になる前の状況と酷似していると振り返っている。今日、米国は、ジャーナリズムの誠実の原則に背き、自国民を裏切ったメディアと指導者によって、またもや侮辱を味わった。第二次世界大戦はナチスの脅威を根絶するためのものだったが、今の米国はナチスの復活に手助けしていると、ビエネンフェルド氏は結論づける。

スプートニクは先日、ドンバスに来たクロアチア人看護婦がアゾフ大隊のナチスらがロシア人兵士と市民に対して非人間的な犯罪を犯した事実の目撃者となった記事を紹介した。

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https://sputniknews.jp/20230421/1943-15744377.html

ウクライナ軍は1943年のドイツ国防軍の過ちを繰り返している=独コラムニスト

2023年4月21日, 01:13

ドイツのコラムニスト、ヨハン・アルトハウス氏は、独紙ディ・ヴェルトに寄稿した記事の中で、1943年の「クルスクの戦い」を前にドイツ国防軍が犯した過ちをウクライナ軍が繰り返していると指摘した。

アルトハウス氏によると、現在のウクライナの前線の状況は1943年の「クルスクの戦い」前夜を彷彿させる。同氏は、これら2つの状況に共通する特徴として、春または初夏の東方面における強力な攻撃計画を挙げた。またアルトハウス氏は、攻撃の予定がいつも延期されているのも共通している点だと指摘した。

同氏は、1943年にドイツ軍司令部が犯したすべての過ちをウクライナ軍が繰り返していると考えている。アルトハウス氏は、ウクライナ軍の攻撃は結果的にドイツ国防軍と同じように敗北に終わると主張している。

これより先、米国防総省国防情報局(DIA)はロシアとウクライナの和平交渉が年内に始まる可能性は低いと考えており、紛争がさらに長期化してウクライナで社会的、政治的変化が起こる可能性を懸念していると報じられた。

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