脱ドル化はトレンドだが、ドルが消滅するかどうかは不明
https://sputnikglobe.com/20230419/de-dollarization-part-of-trend-but-unknown-if-dollar-will-disappear---russian-minister-1109671413.html 国連(スプートニク)、レンカ・ホワイト - ドルは進行中のトレンドの一環として、基軸通貨の地位を急速に失いつつあるが、この通貨の支配が消滅するかどうかは不明である、とロシアのアレクサンドル・パンキン外務副大臣は水曜日にスプートニクに対して語った。 「脱ドルのプロセスが進行中である。それは傾向であり、トレンドである」とパンキン氏は述べた。 「ドルが消滅するかどうかは分からないが...支配的な通貨にはそれぞれライフサイクルがある。」 パンキン氏は、17~18世紀にヨーロッパの事実上の基軸通貨であったオランダのギルダーや、20世紀のポルトガルのエスクードなど、過去には他の通貨も限られた期間だけ国際貿易や金融を支配したことがあると語る。 多くの新興国は強くなっており、それに伴い通貨の信頼性も高まっている、と大臣は語る。 ロシアはここ数ヶ月、中国との経済協力を強化し、貿易に人民元を採用しています。4月上旬、人民元はドルに代わってロシアで最も取引されている通貨となり、中国の通貨は世界中の他の多くの市場にも浸透している。 同大臣は、脱ドルの流れはもっと前から始まっていたが、ウクライナ危機によって加速された語る。多くの国々は、ロシアの資産が米国とその同盟国によって凍結され、パンキンに言わせれば「逮捕」されるのを見て、同じことが自分たちにも起こりうると悟った。 2022年には米国債から約4000億ドルが引き出され、「ロシアの友人」だけでなく、NATOやEU諸国からも引き出された。 パンキンは、ロシアが5月の国連安全保障理事会の議長国を務めるにあたり、ニューヨークを訪問した。パンキンは木曜日にニューヨークを離れるが、彼の旅には、ロシアのセルゲイ・ベルシニン副大臣、また24日と25日に国連の会議に参加するロシアのセルゲイ・ラブロフ外相も訪れる予定である。ラブロフ氏はアントニオ・グテーレス国連事務総長とも会談し、黒海の穀物取引など様々な問題について話し合う。
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